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重量挙げのチャン・ミランと金妍兒、高く飛べるのはどっち?

重量挙げのチャン・ミランと金妍兒、高く飛べるのはどっち?

Posted January. 14, 2009 08:06,   

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「フィギュアの女王」金妍兒(キム・ヨンア=軍浦スリ高)と「女子ヘラクレス」張美蘭(チャン・ミラン、重量挙げ=高陽市庁)が高跳びの対決をしたら、どっちが勝つだろか。

「エア」金ハクミン(バレーボール=大韓航空)と「アートダンカー」金ヒョボム(バスケットボール=モービース)がサージェントジャンプ(垂直跳び)の試合をすればどうなるか。

バスケットボールやバレーボールの選手なら、誰でも一度ぐらいは夢見る「ロマン」がある。他ならない豪快なダンクシュートと力強いスパイクだ。一般の人のサージェントジャンプは30〜40センチ。運動選手の半分ぐらいの水準だ。このため、各種目で華やかな空中ショーを披露する選手らの空中浮揚は代理満足をもたらす。

●バスケとバレーボール選手はジャンプの達人

ほとんどのバスケットボールとバレーボールの選手は、平均以上のジャンプ力を誇る。その中でも最高の「ジャンパー」はカナダ同胞出身のモービースのキム・ヒョボム(1メートル)だ。試合中に、バックダンクを駆使する彼は、プロデビュー前からインターネットの世界では「ダンク動画」で名が知られていた。

バレーボール選手の中では、大韓航空のキム・ハクミンがサージェントジャンプ80センチでトップだ。

「トリプルアクセル」(空中3回転半のジャンプ)を駆使するフィギュアスケートの金妍兒も約60センチのジャンプをすると言われている。

ジュニア時代、金妍兒を指導したユ・ジョンヒョン元コーチは、「金妍兒はサージェントジャンプがとびっきり良かった」と言い、「フィギュアの場合、ジャンプ力の良い選手が難しい技術を駆使できるので、金妍兒は大きく成功する可能性がその分高かった」と評価した。

●重量挙げが高跳びよりジャンプ力で上

それではジャンプを専門にする陸上高跳びの選手はどうだろうか。正解は「思ったより高くない」である。高跳びの韓国記録(2.34メートル)保有者、イ・ジンテク・ジュニア代表チーム監督は、「高跳びは総合的なバランスとリズム感でやる種目だ」と言い、「むしろ下半身の力の良い投てきの選手の平均サージェントジャンプ力が陸上選手の中で一番高いだろう」と話した。

重量挙げとレスリング選手は高跳び選手に比べてジャンプ力が良いことが分かった。

重量挙げの史載赫(サ・ジェヒョク、1メートル=江原道庁)、李培永(イ・ベヨン、80センチ=牙山市庁)はバスケットボール選手を凌ぐジャンプ力を持っている。

女子最重量級の張美蘭(60センチ)も一般の女性より2倍以上高く跳ぶ。

体育科学研究院のムン・ヨンジン博士は、「重量挙げ選手はバーベルを持ち上げる際、瞬間的に力を集める練習を繰り返すうちに、サージェントジャンプの重要要素である腰、膝、ふくらはぎや足首の力が強くなる」とし、「別にジャンプ練習をしなくても、ゴムボールのような弾力が得られる」と説明した。

●練習すれば、ジャンプ力も伸びる

しかし、がっちりしている下半身が必ずしも高いジャンプ力を保障するわけではない。下半身が丈夫なスピードスケート、サイクル選手は、案外、ジャンプ力はあまりよくない。サージェントジャンプのカギは瞬発力だが、持久力に焦点を合わせるスピードスケート選手のサージェントジャンプは重量挙げ選手より低いしかないと、ソンホ大学生活体育科のナ・ユンス教授は分析している。

専門家らは練習を通じて、ジャンプ力を伸ばすことができると話す。

頭がリングに当たるほど高く跳ぶ米プロバスケットボール選手らは、子どもの時からふくらはぎを強くする練習をするなど、弾力を伸ばすために労苦を惜しまないという。

大韓航空のトレーナーのチョン・ジョンイル氏は、「バレーボール選手は打点を高めるために、上半身から足の親指まで筋肉トレーニングをする」と話す。

金ヒョボムも努力でジャンプ力を伸ばした。「1日5時間以上、腹筋トレーニングをした結果、ダンクシュートが可能な弾力が得られました。諦めない努力こそ、高いジャンプの秘訣です」。



niceshin@donga.com