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北朝鮮ミサイルの核搭載能力?

Posted April. 29, 2005 23:19,   

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ロウェル・ジェコビー米国防情報局(DIA)長官は28日、米上院軍事委員会の聴聞会で、北朝鮮の核ミサイルが米国本土の北西部に到逹することができると判断していると明らかにした。

ジェコビー長官の証言は、北朝鮮が核兵器を500kg以下に小型化してミサイルに搭載させる能力を揃えたという意味であることから、波紋が予想される。

韓国政府は今まで「北朝鮮は在来式ミサイルを米国本土まで発射することは可能だが、核兵器を小型化して搭載する水準ではない」と主張してきた。

長官は同日の聴聞会で「北朝鮮はまだ実験に成功したわけではないため『理論的能力』水準だが、(核弾頭装着ミサイルを米国本土にまで打ち上げることができるというのが)米情報当局の立場」と話した。

引き続き、北朝鮮の「2段階ミサイル」は理論的にハワイ・アラスカはもちろん、ワシントン州を含む米国北西部に到逹することができるし、「3段階ミサイル」は米国本土のほぼ全域に打ち込むことができると説明した。2段階ミサイルとは打ち上げられたミサイルの最初の点火燃料がなくなったとき、追加燃料でもう一度点火して推進するミサイルをいう。

同長官は「(理論的能力だとしても)2段階ミサイルはすでに実践配備が可能な(operational)のではないか」という質問に、「そんな能力があるものと判断される」と答えた。

発言が波紋を投げかけると、DIAは公式声明書を発表して「長官の失言」としながら火消しに乗り出した。理論的可能性を話しただけであり、今年の2月に公開した内容と変わらないというのだ。

しかし、ワシントンポストは29日付で「ジェコビー長官の同日の証言と同一の情報判断報告書を最近読んだ」という上院関係者らの証言を報じた。また、同紙は北朝鮮の核弾頭の小型化能力を裏付ける報告書を見たという他の上院関係者も引用した。



srkim@donga.com