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米ステルス約10機が韓国で熟達訓練

Posted June. 29, 2004 22:25,   

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米空軍の最先端戦闘爆撃機のF−117ステルス戦闘機およそ10機が29と30日の両日、相次いで韓国内の空軍基地に到着する。国防部は29日、「F−117ステルス戦闘機が今後3、4ヵ月間にわたって韓国内に配備され、韓半島と日本、および近海の地理を十分熟知し、韓米連合軍司令部が作成した韓半島関連作戦計画の内容に熟達する訓練に臨むことになるだろう」と発表した。

レーダーによる早期発見を困難にさせ、夜間の空爆や精密打撃のための戦略兵器として利用されるF−117機は、1993年の韓米合同軍事演習「チームスピリット」以降、数回にわたって韓国入りしたことはあるが、10機以上が一時的ではあるが韓国に配備されるのは初めて。

米空軍が保有しているF−117戦闘機が全部で55機。今回韓国入りするのは、そのうちの10機で「相当数」のステルスが配備されることになる。

米軍は今回の軍事演習費用を「在韓米軍の110億ドル(約1兆2000億円)戦略増強計画」の一部に含ませるものとみられる。したがって、今後、在韓米軍の削減と併行し、米軍が韓半島でのF−117戦闘機を動員した軍事演習を定例化する可能性があるものとみられる。

今回配備されるF−117戦闘機は、米本土を発ち、空中給油を受けた後、即時韓国へ向かうことになる。韓国内の軍事専門家はこれと関連して、韓半島の有事の際、米国がF−117ステルス戦闘機を「迅速機動戦力」として積極的に活用する意向を示したもの、との見方を示している。



崔虎元 bestiger@donga.com