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4000人呼び集めた302人 北朝鮮応援団が大人気

4000人呼び集めた302人 北朝鮮応援団が大人気

Posted August. 21, 2003 21:40,   

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北朝鮮の美女応援団は、やはり最高の人気だった。21日、北朝鮮とデンマークの男子バレーボール予選B組・第1戦が行われた大邱(テグ)室内体育館。302人の北朝鮮美女応援団が大邱ユニバーシアード(U)大会に現れると、「達城(タルソン)愛の会・北朝鮮サポーターズ」、「統一市民連帯のアリラン応援団」、「大邱銀行北朝鮮サポーターズ」など約4000人にのぼる観衆と北朝鮮応援団が一つになった。

本部の向い側にあるスタンド上段に位置した応援団が応援道具として準備してきた「カスタネット」をならし、一糸乱れず応援を繰り広げると、観衆らは応援団の一挙手一投足に注目して席を離れなかった。北朝鮮が高さを全面に出したデンマークに押されて、序盤のリ—ドを守れず第1セットを22ー25で惜しくも落すと、観衆席から「頑張れ」という励ましの言葉があふれ出た。

これを受けて北朝鮮応援団は、応援を指揮する金ウンボック(平壌チャンチョルグ商業大学3年)さんのリードのもと「われわれは一つ」とコールをかえした。雰囲気は、セットスコア1−2でリードされていた北朝鮮が、接戦のすえ第4セットを26−24で取り2−2と同点に追いつくとクライマックスに達した。北朝鮮応援団が「われわれは」と先に叫ぶと、観衆が「一つ」と答え、その後一つになって「祖国統一」と一緒に叫んだ。北朝鮮応援団が昨年の釜山(プサン)アジア大会時で大人気を博した民謡「オンヘヤ」、「青春」、「さらに高く」、「会えて嬉しいです」などの曲を歌うと、観衆も一緒に歌うほど、南北の距離感は狭められている。

同日の試合では、南北の合同応援にもかかわらず体力の劣勢を克服できなかった北朝鮮が最後セットを9ー15で落し、セットスコア2−3と惜敗した。同日、北朝鮮代表として出場した選手は全員が金亨稷(キムヒョンジク)師範大学所属の選手。

北朝鮮の労働労働者(韓国の技術委員にあたる)として参加した金ドゥウォン氏(44、平壌農業大学体育団)は、「北朝鮮選手らは北朝鮮で最も大きな規模の大会である共和国選手権大会で優勝したチームだ」とし「1ヵ月前から練習を始めたため、本来の器量を発揮できなかった」と話した。

優れた美ぼうで観衆の人気を一人占めした北朝鮮応援団のイム・ソンオク(金亨稷師範大学4年)氏は「試合は勝つことがあれば、負けることもある。こうやって、南北が共同で応援しているのですから次回には必ず勝つはずです。頑張りましょう」と言って、むしろ観衆を慰めた。