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総選挙の期日前投票、ソウル48選挙区中44区で「共に民主党」勝利

総選挙の期日前投票、ソウル48選挙区中44区で「共に民主党」勝利

Posted April. 15, 2024 08:51,   

Updated April. 15, 2024 08:51

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第22代総選挙の期日前投票で、最大野党「共に民主党」がソウル48の小選挙区のうち44区でより多く得票したことが分かった。同党が総選挙で勝利した37区より多かった。歴代総選挙の中で最も高く集計された期日前投票率(31.28%)をめぐって、与党「国民の力」は「傲慢な野党に対する審判論の結集」、「共に民主党」は「政権審判論が反映された結果」とし、互いに自党に有利だと解釈したが、結果として「期日前投票は民主党が優勢」という通説が再確認されたことになる。ソウル地域の期日前投票率は第21代総選挙(27.29%)より5.34ポイント増加した32.63%と集計された。

14日、中央選挙管理委員会によると、ソウルの48の小選挙区のうち、「国民の力」候補が期日前投票で「共に民主党」候補より多く得票した小選挙区は、ソウル瑞草(ソチョ)甲、江南(カンナム)甲・乙・丙の4区にすぎなかった。与党の代表的な票田だ。

「国民の力」が勝利した瑞草乙では、「共に民主党」の院内代表である洪翼杓(ホン・イクピョ)候補が期日前投票でより多くの票を獲得した。当選した申東旭(シン・ドンウク)候補は期日前投票で2万8538票を獲得したが、ライバル候補の洪氏は3万64票を獲得した。しかし、本投票では、申氏が洪氏を大きく上回り、異変を許さなかった。第14代総選挙(1992年)以降、瑞草乙では民主党系政党が一度も総選挙で当選したことがない。

首都圏大敗の中、「国民の力」候補が辛勝した別の小選挙区でも、期日前投票では「共に民主党」が優勢だった。「国民の力」の趙廷訓(チョ・ジョンフン)候補が僅差(599票差)で勝利した麻浦(マポ)甲の場合、期日前投票の得票数は「共に民主党」の李知恩(イ・ジウン)候補が2万5782票で趙氏(1万9533票)を6249票上回った。趙氏が本投票で結果を覆したことになる。

今回の総選挙で異変と評価されている道峰(トボン)甲では、「共に民主党」の安貴朎(アン・グィリョン)候補が「国民の力」の金宰燮(キム・ジェソプ)当選者より期日前投票で5008票多く得票したが、本投票を加えた結果、金氏が1098票差で辛勝した。このほか、与党が勝利した龍山(ヨンサン)、銅雀(トンジャク)乙、松坡(ソンパ)甲・乙も、期日前投票ではすべて「共に民主党」がより多くの票を獲得した。


金埈馹 jikim@donga.com