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医学部教授ら「14日がマジノ線」、集団辞職拡大の恐れ

医学部教授ら「14日がマジノ線」、集団辞職拡大の恐れ

Posted March. 11, 2024 08:41,   

Updated March. 11, 2024 08:41

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専攻医(インターン、レジデント)らの病院集団離脱が、病院教授らの辞職リレーへと広がる様子だ。全国医学部の教授たちも緊急総会を開き、「14日がマジノ線」ということで意見を集め、共同対応策を用意することにした。ただ、教授らが辞表を提出しても、受理される可能性は高くない。

10日、医療界と教育界によると、ソウル大学医学部・病院教授非常対策委員会は11日、ソウル大学病院と盆唐(プンダン)ソウル大学病院などで、各病院の教授が集まった中で総会を開き、対策を議論することにした。非常対策委員会の関係者は、「自由討論が行われる過程で、集団行動関連の議論も出てくるだろう」と伝えた。盆唐ソウル大学病院の場合、先月末にすでに独自のアンケートを行ったが、「専攻医と学生を保護するために、辞表提出と兼職解除など集団行動に出ることができる」という回答が84.6%だった。これに先立って、ソウル峨山(アサン)病院、蔚山(ウルサン)大学病院、江陵(カンルン)峨山病院の3つの病院の教授で構成された蔚山大学医学部教授協議会非常対策委員会は8日、緊急総会を開き、集団辞職を決議している。

また、全国医学部教授協議会(全医教協)は9日、3時間ほど非公開の緊急総会を開き、専攻医と在学生の離脱関連の対策について話し合った。全医教協の非常対策委員長である延世(ヨンセ)大学予防医学科のキム・チャンス教授は、「専攻医や専任医が去った病院で教授が診療を続けているが、これをいつまで持続できるかについて話を聞いた」とし、「教授らは集団辞職はしないが、自主的辞職は防げないだろう」と述べた。現在まで、亜洲(アジュ)大学や慶北(キョンブク)大学、忠北(チュンブク)大学の教授などが個別的に自主的な辞職意思を明らかにしている。

全医教協では、「休学届を出した医学生は、14日が集団留年を避けられるマジノ線だ。その後、共同対応をしよう」という議論もあったという。ソウルの私立大学医学部教授は、「13日まで休学を申請しないまま授業日数を満たせなければ、留年になる」とし、「ひとまず12日に開講し、オンライン授業中心に授業を行う予定だ」と話した。医学部は学則上、授業日数の3分の1または4分の1以上欠席時はF単位をつけるが、F単位が1科目でもあれば留年となる。

ただ教育部は、「大学本部に提出された教授たちの集団辞職届はまだない」とし、「提出されたとしても、国立大学と私立大学のいずれも、大学教員は国家公務員に準ずる服務規定の適用を受けるので、辞職届が処理されないようにする」と明らかにした。

一部の医学部教授と専任医(フェロー)は、オンラインで、「政府と医療界の代表が合理的な案について議論して解決策を導き出せ」という時局宣言連帯署名も行われている。


千ェ・フンジン記者 choigiza@donga.com