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孫興民が8シーズン連続の二桁得点、プレミアリーグ史上7人目

孫興民が8シーズン連続の二桁得点、プレミアリーグ史上7人目

Posted December. 12, 2023 08:41,   

Updated December. 12, 2023 08:41

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孫興民(ソン・フンミン=トッテナム・ホットスパー)が世界最高レベルのプロサッカーリーグと評価されるイングランド・プレミアリーグで8シーズン連続で2桁ゴールを記録した。孫興民より先にに6人だけが到達した大記録だ。

孫興民は11日、本拠で行われたニューカッスルとの今季プレミアリーグ第16節試合で、1ゴール2アシストの活躍でチームを4-1の完勝に導いた。これで今季リーグ10点目を記録した孫興民は、8年連続で二桁得点を達成し、「アーセナルのキング」と呼ばれたフランスサッカーのレジェンド、ティエリ・アンリ氏(引退)と肩を並べた。1992年に創設されたプレミアリーグで8シーズン以上連続で10ゴール以上を決めたのは孫興民を入れて計7人。イングランド代表FW出身で11シーズン連続で2桁得点を記録したウェイン・ルーニー氏(引退)が同部門最多記録を持っている。孫興民は今季リーグ得点ランキングで単独3位になった。首位のアーリングハーランド(マンチェスター・シティ、14ゴール)とは4ゴール差、2位のモハメド・サラー(リバプール、11ゴール)とは1ゴール差だ。

左サイドFWとして先発出場した孫興民は同日、前半26分、チームの先制点と38分の追加点をアシストし、足先を予熱した。2つのアシストはいずれもペナルティーエリア左から1対1の突破で相手守備をかわした後、ゴール前に送ったパスから生まれた。そして、チームが3-0でリードしていた後半40分には、自ら直接得たPKを成功させ、今季リーグ戦10点目を決めた。トッテナムは後半ロスタイムにニューカッスルFWジョエリントンに1ゴールを許した。攻撃ポイント3つを記録した孫興民は、2ゴールを決めたチームメートのリシャルリソンを抜いて試合最優秀選手(MVP)に当たる「マン・オブ・ザ・マッチ」に選ばれた。

レバークーゼン(ドイツ)でプレーし、2015年8月にトッテナムに移籍した孫興民は、プレミアリーグにデビューした2015~2016シーズンは4ゴールにとどまり、以後は毎シーズン10ゴール以上を決めた。アジア選手としては初めてプレミアリーグ得点王に輝いた2021~2022シーズンの23ゴールが最多記録だ。孫興民は活動舞台をプレミアリーグに移す直前まで、ドイツ・ブンデスリーガでも3シーズン連続で10ゴール以上を決めた。

孫興民は試合終了後、「『時間は本当に早く過ぎる』という気がした。私がうまくやって入れたものより仲間の助けられ入れたゴールの方が多かった」とし、8シーズン連続で2桁得点の手柄をチームメイトたちに回した。プレミアリーグ通算得点を113ゴールに伸ばした孫興民は、同部門歴代順位は23位タイになった。

トッテナムは同日の勝利で5試合連続勝利無し(1分け4敗)から抜け出した。トッテナムのアンジェ―・ポステコグルー監督は、「今日、孫興民はボールを取るたびに良い動きを見せ、早くから我々の方に流れをもってきた。勝利がなかったここ数試合とは大きな違いだ」と話した。孫興民も試合後、インスタグラムに「これこそ、まさに僕たちが望んでいた試合だ。再び勝利モードに」と書き込んだ。


キム・ジョンフン記者 hun@donga.com