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メモリー容量が4倍に、三星電子が大容量の「CXL・Dラム」を開発

メモリー容量が4倍に、三星電子が大容量の「CXL・Dラム」を開発

Posted May. 11, 2022 08:59,   

Updated May. 11, 2022 08:59

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三星(サムスン)電子は10日、次世代Dラムに挙げられる「コンピュータエクスプレスリンク」(CXL)基盤の512GB(ギガバイト)Dラムを開発したと発表した。昨年5月に世界で初めてCXL基盤のDラム技術を開発したのに続き、業界で初めて大容量CXL・Dラムを披露したのだ。

CXLは、複数のインターフェースを統合することで、高性能コンピューティングシステムに入る中央処理装置(CPU)や加速器、保存装置などが互いに直接通信できるように設計された。三星電子が開発したCXL・Dラムは、CPUの追加増設なしにDラムの容量を増やすことができ、従来比メモリー容量が4倍向上した。これを適用すれば、サーバー1台当たりのメモリー容量を数十TB(テラバイト)以上に拡張できると、三星電子は説明した。

三星電子は今月中に、「スケーラブルメモリー開発キット(SMDK)」のアップデートバージョンを、オープンソースで公開する方針だ。開発者たちが、多様な応用環境で、CXL・DRAM技術を活用するプログラムを開発するよう支援するためだ。SMDKは、従来搭載されたメインメモリとCXLメモリが最適な環境で動作するよう支援するソフトウェア(SW)開発ツールだ。三星電子の関係者は、「CXLメモリーソリューションを拡大し、次世代メモリー市場を主導していきたい」と話した。


宋忠炫 balgun@donga.com