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リーグ試合も延期したNHL、北京冬季五輪参加を断念

リーグ試合も延期したNHL、北京冬季五輪参加を断念

Posted December. 23, 2021 08:34,   

Updated December. 23, 2021 08:34

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2022北京冬季五輪の盛り上げに「赤信号」が灯った。冬季五輪の花であり最高の人気種目に挙げられるアイスホッケーに北米アイスホッケーリーグ(NHL)選手が参加しないことを決めたからだ。

米国のスポーツ専門メディア「ESPN」は22日、NHLとNHL選手会が北京五輪に参加しないことに合意したと報じた。NHLの五輪参加に足を引っ張ったのは、新型コロナウイルス感染症の拡大だ。

NHLはコロナウィルスのオミクロン株の感染拡大で2021~2022シーズンのリーグ50試合を延期した。クリスマス連休の3日間だけ休もうとしたが、さらに2日を追加して22日から26日までリーグを中断することにした。ESPNは、「NHLは来年1月10日まで五輪不参加を決定すれば罰金などのペナルティーを避けることができる」とし、「近いうちに不参加に関する公式発表をする予定だ」と伝えた。

NHLは1998年長野五輪から2014年ソチ五輪までの全ての五輪に出場した。しかし、2018年平昌五輪は経済的にメリットがなく、濃密なリーグ日程などを理由に参加しなかった。NHLは、「13億の人口を抱える巨大中国市場を考慮して北京五輪は参加する」としたが、結局、2つの五輪は飛ばして2026年のミラノ・コルティナダンペッツォ五輪に参加することになった。

北京五輪は海外からの観客を受け入れず、自国民にだけに入場券を販売することにした。NHL不参加によるチケット販売の激減などの問題はないが、大会の権威の墜落や視聴率の低下などは避けられない見通しだ。


金東昱 creating@donga.com