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バイデン氏、「ワクチン未接種者は『死の冬』を迎える」と警告

バイデン氏、「ワクチン未接種者は『死の冬』を迎える」と警告

Posted December. 18, 2021 08:38,   

Updated December. 18, 2021 08:38

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 「ワクチン未接種の人は『重病と死の冬』を迎えることになる」

バイデン米大統領(写真)が16日(現地時間)、米国民にこのように警告し、直ちにワクチンを接種するよう促した。新型コロナウイルスの新たな変異株「オミクロン株」の広がりを反映して感染者が最近急増しているためだ。

バイデン氏は同日、ホワイトハウスで、新型コロナ対策チームから報告を受けた後、「対策チームが明日、詳しく記者会見するだろうが、国民に私が直接メッセージを送りたい」とし、「あなたとあなた家族のためにワクチンを打たなければ、病院が近く(感染者で)圧倒されることになるだろう」と述べた。また、「ブースターショット(追加接種)を打とう。それが最も重要だ」と強調した。

米紙ニューヨーク・タイムズによると、15日基準、最近1週間の米国の1日の平均感染者数は12万1188人で、約2週間前(8万6565人)に比べて40%増加した。オミクロン株の感染事例が報告される前の先月(7万3390人)と比較して、1ヵ月半で65%以上増加した数値だ。米疾病対策センター(CDC)は、クリスマスの25日までの1週間には、感染者が1日平均18万5000人まで増加すると見通した。米CNNは17日、「新型コロナウイルスが米全国で猛威を振るい、新たな混乱を引き起こしている」と伝えた。このような状況であるにもかかわらずワクチン接種率が期待ほど上昇しないため、バイデン氏が「死の冬」という表現まで使って接種を促したのだ。米国ではワクチン接種対象の5歳以上の人口(約3億1200万人)の接種完了率が65.1%にとどまっている。接種対象者のうち約7200万人はまだワクチンを一度も打っていない。


ワシントン=ムン・ビョンギ特派員 weappon@donga.com