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米中外交トップ会談、冒頭から批判合戦

Posted March. 20, 2021 08:16,   

Updated March. 20, 2021 08:16

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バイデン米政権発足後初となる米中外交トップの会談で、予期せぬ突発状況が起こった。両国の外交指令塔であるブリンケン米国務長官と中国の楊潔チ共産党政治局員は、2分間の冒頭発言を予定よりも長く行っただけでなく、退場しようとする取材陣を再び呼び、激しい批判合戦を繰り広げた。

18日(現地時間)、アラスカ州アンカレジのキャプテン・クック・ホテルで行われた会談で、ブリンケン氏は楊氏が約30分の冒頭発言で米国を激しく批判すると、退場しようとした取材陣を再び呼んだ。ブリンケン氏は、中国側が発言を長くしたので少し付け加えると言って取材陣を呼び止めた。

ブリンケン氏は、「政権発足後、私は100人近い各国のカウンターパートと話し合い、米国が帰ってきたことに対する深い満足を聞いた。中国政府の行動には強い懸念があると聞いている」と中国を批判した。そして、「我々も失敗し後退もする。しかし、米国は歴史の中で、そのような挑戦がなかったように無視せず、開放的、公開的で透明に問題に取り組んできた」とし、「時に苦しみがあるが、米国は国家としてさらに強く統合された」とし、米国の開放性と包容性を自負した。

米紙ワシントン・ポストによると、取材陣が再び会見場の外に出ようとすると、今度は楊氏が「待って」と言って、再び呼び止めた。楊氏は、ブリンケン氏が傲慢に振る舞ったと非難した。中国代表団は自国の取材陣に、「米国が冒頭発言の時間を超過して中国の対内外政策を攻撃した」、「客人に対する道理ではなく、外交儀礼に合わず、厳重に対応した」と明らかにしたという。


ニューヨーク=ユ・ジェドン特派員 キム・イェユン記者 yeah@donga.com