Go to contents

世界の科学先生、「マジックスクールバス」の著者ジョアンナ・コールさんが死去

世界の科学先生、「マジックスクールバス」の著者ジョアンナ・コールさんが死去

Posted July. 17, 2020 09:58,   

Updated July. 17, 2020 09:58

한국어

世界的に数百万部が売れた人気の科学童話「マジックスクールバス」シリーズの著者ジョアンナ・コール(写真)が12日(現地時間)、特発性肺線維症で亡くなったと、AP通信が伝えた。享年76歳。

1944年、米ニュージャージー州ニューアークで生まれたコールは、ニューヨーク市立大学で心理学を専攻し、小学校教師、雑誌編集者、司書などとして働いた。1986年に出版した代表作「マジックスクールバス」シリーズも、教師時代の経験をもとに書かれた。このシリーズは、「フリズル先生」が、児童たちと自由自在に変身するバスに乗って太陽系、深海、人間の体に至るまであちこちを旅しながら、自然と科学の基本概念を学ぶ内容を盛り込んでいる。

マジックスクールバスは、1991年にワシントンポスト(WP)のノンフィクション部門受賞、1994年にデイビット・マッコード文学賞などを受賞した。テレビアニメとしてもすでに製作されており、先月ネットフリックスは、実写映画の製作計画を明らかにした。

コールは、生前のインタビューで、「小学校5年生の時、私もフリズルのような先生に出会った。私も子供たちにそのような先生を見せたかった」と明らかにした。故人と長い間呼吸を合わせたイラスト作家・ブルース ディーギンは、「コールはいつも『何?なぜ?どのように?』という考えをした」と振り返った。


チョ・ユラ記者 jyr0101@donga.com