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マンUが孫興民に関心、ドイツメディアが報道

マンUが孫興民に関心、ドイツメディアが報道

Posted June. 28, 2018 09:11,   

Updated June. 28, 2018 09:11

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オールド・トラフォード(マンチェスター・ユナイテッドの本拠地)を駆け巡る孫興民(ソン・フンミン=26)の姿を見ることができるだろうか。

ドイツメディアの「スポルト1」は27日(韓国時間)、「イングランド・プレミアリーグ(EPL)のマンチェスター・ユナイテッド(マンU)が孫興民の獲得に関心を示している。移籍が実現すれば、少なくとも7000万ユーロ(約913憶5000万ウォン)になるだろう」と報じた。ロシア・ワールドカップ(W杯)以降の移籍市場で孫興民が朴智星(パク・チソン)が活躍したマンUのユニホームを着ることになるかに注目が集まっている。

孫興民はEPLで、すでに能力を証明済みだ。ドイツのブンデスリーガで二桁得点を保証するアタッカーとして活躍した孫興民は、2015年にレバークーゼンを離れてEPLのトッテナムに移籍した。入団初期にチーム戦術への適応に苦労したが、1シーズンの試行錯誤を経験した後は、ハリー・ケイン(イングランド)らとともにチームを代表する主力アタッカーに位置付けられた。2016~2017シーズンのリーグ戦とカップ大会の47試合で21得点(7アシスト)を記録した孫興民は、2017~2018シーズンにも53試合で18得点(10アシスト)を挙げ、「クラス」を証明した。ロシア・ワールドカップ(W杯)グループリーグでは、同僚から所属クラブほどのサポートを受けられなかったが、メキシコ戦で強烈な左足のミドルシュートを決めるなど解決師としての威信を見せつけた。

孫興民を狙っているのはマンUだけではない。スポルト1は、「マンUの他にもリバプールやアーセナルが孫興民の獲得を打診中だ」と報じた。ただ、「トッテナムがロンドンのライバル、アーセナルに孫興民を手放す可能性は薄く、リバプールも獲得にどれだけ本気なのかは微妙だ」と書き、マンUに移籍する可能性が最も高いとの見方を示した。

2000年代に入ってから、W杯は韓国人選手が欧州リーグに進出する橋頭保の役割をした。代表的な選手はマンUで2005年から2012年までプレーした朴智星だ。2002年韓日W杯では日本の京都パープルサンガ所属だったが、強靭なフィジカルと豊富な運動量で韓国のW杯4強進出に貢献した後、オランダのPSVアイントホーフェンを経てマンUに移籍した。当時、クリスティアーノ・ロナウドやウェイン・ルーニーらとともに活躍したが、通算204試合に出場しマンUの第二の全盛期をけん引した。

2010年の南アフリカW杯でベスト16入りした時は、スコットランドのセルティック所属だった奇誠庸(キ・ソンヨン)もW杯が終わった後、クラブで出場回数を増やして主力に成長し、2012年のロンドン五輪で兵役問題をクリアしては、EPLのスウォンジー・シティに移籍した。今回のロシアW杯ではスウェーデン戦で「好セーブ」を連発したGKの趙賢祐(チョ・ヒョンウ=27)について、海外メディアは「リバプールのサポーターたちが趙賢祐を主力GKに替えてくれと求めている」と報じた。

今回のW杯を契機に、「ビッグクラブ」への挑戦だけを残している孫興民に残された課題は兵役問題だ。今年26歳の孫興民が安定的に海外で選手生活を続けるためには、今年8月にインドネシアのジャカルタ・パレンバンで開催されるアジア大会で金メダルを獲得しなければならない。これさえも失敗すれば、選手生活を続けるためには国軍体育部隊(尚武)に入隊を目指して来年の夏までに韓国国内のチームに移籍しなければならない。尚武への入隊は、国内チームに所属する選手だけを対象とするからだ。


金培中 wanted@donga.com