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釜山映画祭の審査を担当したストーン監督、「映画は韓半島の緊張緩和に役立つだろう」

釜山映画祭の審査を担当したストーン監督、「映画は韓半島の緊張緩和に役立つだろう」

Posted October. 14, 2017 10:58,   

Updated October. 14, 2017 11:10

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「私の妻は韓国人であり、妻の実家はソウルです。妻の実家の年配の方々は韓国戦争を経験しているので、私も多くのことを聞かされました。今、韓半島は緊張状態ですが、映画が多くの可能性を示すだろうと期待しています」

「世界的映画の巨匠」オリバー・ストーン監督(71・写真)は最近、北朝鮮の核問題とTHAADなどで緊張が高まっている韓国情勢について口を開いた。第22回釜山(プサン)国際映画祭のニューカレンツ部門の審査委員長の資格で韓国を訪れた氏は、13日に行われた審査委員団の記者会見で、「ゴルバチョフがレーガンに会ったように、韓国と北朝鮮、米国、中国などが一堂に集まって話をする必要があると思う」と強調した。

彼は、「プラトーン」(1986年)でベルリン映画祭の監督賞とアカデミー賞の4部門を総なめし、米政府の中央アメリカへの介入を批判する「サルバドール」(1986年)、米国の新資本主義を暴露した「ウォールストリート」(1987年)、米中央情報局(CIA)の内部告発者「エドワード・スノーデン」を描いた「スノーデン」(2016年)など、ずっと社会問題を扱った映画を作ってきた。最近は、ロシアのプーチン大統領と2年間12回に渡ってインタビューを行った後、「ザ・プーチン・インタビュー」というドキュメンタリーを作った。

「ダイビングベル」事態が引き金となった釜山国際映画祭の「表現の自由」を巡る議論についてはどう思うのだろうか。「韓国政府にはこのような抑圧と関連して多くの問題がありました。朴槿恵(パク・グンヘ)政府も『強い政府』だったようですね。これからでも抑制が『表現』に変わったらと思います」

韓国映画に対する深い愛情も表わした。彼は、「韓国映画は音楽とデザイン、撮影などがすべて良い」とし、「たまには滑稽な設定で出発して、逆転に逆転を繰り返しながら反転演技を見せる俳優たちがすごい」と語った。印象的な俳優としては李炳憲(イ・ビョンホン)とヒョンビン、崔岷植(チェ・ミンシク)を挙げた。

氏は米国を騒がせたハーヴェイ・ワインスタインのセクハラ論議についても意見を明らかにした。「いかなるシステム下でも正当化できないことです。法を破ったなら、当然、裁判を受けなければなりません」。



張善熙 sun10@donga.com