コッドンネの創設者である呉雄鎭(オ・ウンジン)神父とユン・シモン修道女など、コッドンネの関係者らは7日(現地時間)、水曜日ごとにサンピエトロ広場で開かれる巡礼者らの法王謁見時間に壇上に招かれ法王に会った。法王は同日、「貧しい人々とその人々に親身になっているコッドンネの聖職者、修道者とは、すでに韓国とローマ、フィリピンで3度も会っているのでよく知っている」と喜んで迎えてくれた。特にコッドンネの人たちは同日、重さが一つ12キロもある「法王フランシスコセンター」と「枢機卿鄭鎭奭(チョン・ジンソク)センター」の礎をリュックサックに背負って、降福を受けた。
法王フランシスコセンターは2014年、法王の訪韓当時、コッドンネ訪問を記念して、仁川市江華島(インチョンシ・カンファド)に建設中の南北平和統一のための祈りの家である。枢機卿鄭鎭奭センターは、コッドンネの家族と路上で亡くなった身寄りのない人たちのための霊園「コッドンネ楽園」の「納骨堂」だ。
これに先立って1日、コッドンネの聖職者とボランティアたちが、ローマのホームレス50人余りを招待して特別なイベントを開いた。「カトリック教会の巡礼の旅に、貧しい人たちをその中心に置きなさい」というフランシスコ法王の勧告に従って、外国人たちを相手にコッドンネの精神を紹介する場だった。この行事では、扇の舞とサムルノリが公演され、食事のもてなしと一緒に靴をホームレスたちにプレゼントした。
ローマに留学中のコッドンネの修道女たちは、フランシスコ法王の意思で作られたローマのホームレスたちのためのシャワー施設で、毎週水曜日、ボランティアを行っている。ユン・シモン修道女は、「行事に参加したローマのホームレスから、『傷が癒される体験をし、野宿生活の中で最も嬉しくて幸せな日だったと』告白された」と伝えた。
田承勳 raphy@donga.com