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3ヵ月間で3回、ロンドンでまたもテロ

Posted June. 05, 2017 08:39,   

Updated June. 05, 2017 08:41

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英国の心臓部であるロンドンが再びテロに遭った。3日午後10時頃(現地時間)、観光名所であるロンドン橋で、実行犯の男3人が、歩行者を車で襲い、ナイフで刺して6人が死亡、30人余りが負傷した。ラマダン(イスラム教徒が断食月)に合わせた、イスラム過激思想に感化された容疑者による犯行と推定される。特に英国の総選挙(8日)を5日後に控えて首都が大型テロにさらされ、終盤の総選挙の世論にも少なからぬ影響を及ぼすものと見える。英国はこの3ヵ月間で3件の大型テロを経験した。

同日のテロは、ロンドン橋を時速80キロの速度で走っていた1台のバンが歩道に突進して通行人をはねて起こった。実行犯の男たちは、近くのバラマーケットまで移動し、車から降りて8分間、人々をナイフで襲った。実行犯3人は、駆けつけた警察官に射殺された。

目撃者のジェラードさんはBBCに、「1人の男が人々を刺し、これはアラーのためだ」と叫ぶのを聞いた」と話した。イスラム過激派組織「イスラム国」(IS)が「ラマダン(5月27日~6月25日)に異教徒を殺害すれば大きな恩恵を受ける」と言ってテロを煽っていることと無関係ではないと見える。

テロで総選挙キャンペーンは一時中止された。3月のウェストミンスター橋でのテロ、先月のマンチェスターのコンサート会場でのテロに続いて起こった今回のテロにより、安全保障に空白ができ、現在与党の保守党政権の圧勝も予断を許さない状況だ。



董正民 ditto@donga.com