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米中、北朝鮮の鉱物輸出への強力封鎖で合意

米中、北朝鮮の鉱物輸出への強力封鎖で合意

Posted November. 25, 2016 08:22,   

Updated November. 25, 2016 08:26

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北朝鮮の5回目の核実験挑発(9月9日)に対する国連安全保障理事会の新しい北朝鮮制裁決議案の最終合意と採択が秒読みに段階に入り、早ければ来週中にも採決される見通しだ。

国連筋は23日(現地時間)、「安保理常任理事国のうち米国と中国が北朝鮮の主要輸出品である石炭や鉄鋼といった鉱物の輸出をより強力に制限する内容の新しい決議案に合意し、これに対して英国、フランスも同意した。ロシアが本国の訓令を受けて立場をまとめている」と話した。そして、「ロシアが同意すれば直ちに『ブループリント』(合意した決議案の草案)を作成して安保理非常任理事国(10ヵ国)に回覧し、全体会議の議論を経て、早ければ次週内に採決に付す」とし、「慣例によって全会一致で採択される可能性が高い」と付け加えた。

ロイター通信も同日、「米中両国が合意した決議案の内容は、既存の制裁の穴を塞ぐことに焦点が合わされており、海外旅行の禁止や資産凍結を実施する北朝鮮官僚の名簿も追加された」と消息筋を引用して報じた。北朝鮮の4回目の核実験(1月6日)に対する安保理の北朝鮮制裁決議2270号は、「北朝鮮に出入りするすべての貨物に対する検査を義務づけ、北朝鮮に航空燃料やロケット原料を輸出できなくし、北漢山の石炭輸入も制限する」と規定した。しかし、中国の主張を一部受け入れて生計目的の石炭・鉄鉱石の輸出を許可する「民生例外」条項を設けたが、北朝鮮がこれを口実に鉱物の輸出を続けてきたという指摘された。

外交部の趙俊赫(チョ・ジュンヒョク)報道官は同日、「近く制裁決議案が採択されることを期待する」と話した。政府は、制裁決議案が採択され次第、韓国政府としての独自制裁案も発表する予定だ。独自制裁の対象には、北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)労働党委員長の妹の金与正(キム・ヨジョン)氏と北朝鮮ミサイル開発に協力した外国人2人も含まれる予定だ。

ニューヨーク=プ・ヒョングォン特派員 東京=チャン・ウォンジェ特派員



夫亨權 bookum90@donga.com · 張源宰 peacechaos@donga.com