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与党も挙国内閣構成を要求

Posted October. 31, 2016 08:53,   

Updated October. 31, 2016 08:54

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与党セヌリ党執行部が30日、挙国中立内閣の構成を求めた。政権与党が事実上、朴槿恵(パク・クンへ)大統領に国政から手を引けというメッセージを送ったのだ。これに先立ち、野党の大統領選候補も挙国内閣構成を提案した。与野党合意によって憲政史上初の与野党連立政府という「国政実験」がなされるか注目される。

 

セヌリ党の金成願(キム・ソンウォン)報道担当は同日午後、緊急最高委員会の直後、記者団に、「与野党が同意して国民が信頼できる挙国内閣の構成を強く求める」と明らかにした。また、国民的衝撃と不安を癒せるのは徹底した真相究明だ」とし、「検察は(同日帰国した)崔順実(チェ・スンシル)氏を緊急逮捕して捜査し、厳罰に処すことを願う」と述べた。また、セヌリ党執行部は、朴大統領に大統領府の責任あるすべての要人に対して大幅な人的刷新を繰り返し求める方針だ。

与党の挙国内閣構成の要請は28日、李貞鉉(イ・ジョンヒョン)代表と鄭鎮碩(チョン・ジンソク)院内代表がそれぞれ朴大統領と単独面談した後に出てきた。与党が朴大統領と本格的に距離を置くという観測が流れている。与党は、崔氏に対する迅速な捜査を求め、野党に歩み寄った与野党連合政府に備えた布石と見える。

しかし、野党「共に民主党」の秋美愛(チュ・ミエ)代表は同日、セヌリ党の挙国内閣構成要請に「今になって砂の上に城を作るというのか」とし、「セヌリ党の話は聞きたくもなく重要でもない」とひとまず拒否の考えを明らかにした。そして禹柄宇(ウ・ビョンウ)大統領民政首席秘書官の解任と大統領府の家宅捜索、崔氏の即時逮捕、朴大統領の国民への報告などを優先課題として提示した。



이재명기자 イ・ジェミョン記者 egija@donga.com