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充電速度が100倍速いバッテリーを韓国国内で開発

充電速度が100倍速いバッテリーを韓国国内で開発

Posted October. 11, 2016 07:56,   

Updated October. 11, 2016 07:59

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充電速度が従来のリチウム電池より100倍も速い次世代バッテリーを、韓国国内研究チームが開発した。電気自動車の商用化を早めるものとして期待される。KAISTのカン・ジョング教授チームは、バッテリーの中のプラスとマイナスを同じ物質で作る方式で、充電スピードを100倍も向上させた次世代ハイブリッド電池を開発したと、10日明らかにした。

リチウムイオン電池は、サイズは小さくても、多くの電気を貯蔵できるので、携帯電話やノートパソコンなどに広く使われてきたが、充電に長い時間がかかる上、高電圧になりにくいため、電気自動車のバッテリーとして活用するには限界があった。それの代案として、高速充電が可能な「スーパーキャパシタ」という次世代電池も研究されているが、このバッテリーはサイズを小さくするのが難しい弱点があった。

研究チームは、今回開発した電池は、同じサイズのリチウムイオンバッテリーにくらべ、充電量が50%以上も多い。カン教授は、「今回の研究は、充電スピードを高めれば、電池に貯蔵される電気エネルギーの密度が下がる弱みを克服したことに意義がある」とし、「次世代電気自動車のコア技術になるだろうと期待している」と語った。



송경은 ソン・ギョンウン東亜サイエンス記者 동아사이언스기자kyungeun@donga.com