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バスや貨物車に「4時間運転30分休憩」を義務付け

バスや貨物車に「4時間運転30分休憩」を義務付け

Posted July. 28, 2016 07:26,   

Updated July. 28, 2016 07:45

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今後、バスや貨物車のドライバーは、4時間連続運転後、30分以上休憩をとることが義務付けられる。また、免許取り消しレベルの飲酒運転をしたドライバーは、2年間運輸従事者資格試験を受けることができなくなる。

国土交通部(国土部)は27日、黄教安(ファン・ギョアン)首相主宰で開いた安全関係閣僚会議でこのような内容の「事業用車両の交通安全強化対策」を発表した。同対策は今月17日、観光バスドライバーの居眠り運転によって起きた嶺東(ヨンドン)高速道路5重玉突き事故の解決策として出たものだ。

政府は、バス・貨物車のドライバーの長時間連続運転の制限法案が国会で可決される前でも、行政指導を通じて、すべての事業用車両にこの規定をできるだけ早く適用させる方針だ。国土部はただ、一日の総運行時間を制限することは、業界の反発を考慮して、追加協議を経て検討する計画だ。

今回の強化対策は、事業用車両ドライバーの資格要件も強化したのが特徴だ。これからは、一度でも飲酒運転で免許が取り消しとなった場合は2年間、運輸従事者資格試験を受けることができない。いままでは、免許停止または取り消し如何とは関係なく、3回以上飲酒運転をした場合に限って、資格試験を受けることに制限を設けてきた。政府はまた、大型交通事故の原因になりうる隊列運転(複数の大型バスが一列に並んで移動すること)と関連したドライバーの資格停止期間も、これまでの5日から30日へと伸ばす予定だ。

政府はまた、運輸会社に、ドライバーの車両搭乗前に、飲酒行為やその前日の深夜運転如何についての確認を義務付ける計画だ。さらに、来年からは新規製作した大型バス(45人乗り以上)や2トン以上の貨物車は、離脱警告装置(LDWS)など、居眠り防止装置を必ず搭載しなければならない。

三星(サムスン)交通安全分館研究所のキム・インソク部長は、「国内ではこれまで、ドライバーの労働や休憩時間についての法的制限がなかった」とし、「今回の対策が実効性をもつことになれば、明確に交通事故を減らす効果があるだろう」と評した。



구가인기자 ク・ガイン記者 comedy9@donga.com