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女子ゴルフのリオ五輪代表争い、全米女子オープンへ

女子ゴルフのリオ五輪代表争い、全米女子オープンへ

Posted July. 06, 2016 08:33,   

Updated July. 06, 2016 08:48

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イ・ボミ(28=本間ゴルフ)は最近、大韓ゴルフ協会を通じてリオデジャネイロ五輪のADカード(大会期間中の選手の身分証明書)を申請した。イ・ボミの五輪出場はまだ不透明だが、可能性が残っているため手続きの準備を求められのだ。

現在イ・ボミの世界ランキングは14位。15位以内の選手は国家別に最大4人まで五輪に出場できる。女子ゴルフの世界最強の韓国勢でイ・ボミより上位には6人もいる。

イ・ボミは熾烈な競争を勝ち抜いて五輪のADカードを手にすることができるだろうか。その実現を含めてリオ行き切符の主役を決める最終テストが行われる。7日、米国サンフランシスコの南、サンマーティン・コードベールGC(パー72)で開幕する今季メジャー第3戦の第71回全米女子オープンがその舞台となる。今大会の終了後に発表される世界ランキングによって五輪に出れる選手が最終的に確定する。

現在の世界ランキングでは3位の朴仁妃(パク・インビ=28)、5位のキム・セヨン(23)、6位の田仁智(チョン・インジ=22)、9位の梁煕英(ヤン・ヒヨン=27)が五輪に出場できる。10位のチャン・ハナ、11位のユ・ソヨン、14位のイ・ボミ、18位のパク・ソンヒョン、19位のキム・ヒョジュは待機選手に名を連ねた。

韓国選手同士の世界ランキングのポイント差が僅かなであるため、優勝者に100ポイントが与えられる今大会の結果次第で五輪代表メンバーが入れ替わる可能性がある。朴仁妃とチャン・ハナが負傷などで出場できなくなることも考えられ、まずは全米女子オープンで最大の成績を出した上で、他の選手の結果を見守らなければならない。朴仁妃は指の負傷で今大会に欠場し、チャン・ハナは今大会に出場した後に帰国して貧血と不眠症などの治療を受ける予定だという。大韓ゴルフ協会の関係者は、「朴仁妃も依然として五輪出場に意欲を見せ、準備を進めていると聞いている。遅くても来週には最終決定が下りるだろう」と話した。

国内で休養を取った後、1日に米国へ向かったイ・ボミは、「五輪出場の可能性が1%だけでもあれば諦めない。亡くなった父が生前に一緒にブラジルに行こうと良く口にしていた」と意欲を示した。最近の日本ツアーで11戦連続のトップ5入りを達成するなど勢いに乗りショット絶好調のイ・ボミにとって、山岳地形に造成されグリーンの難度が高い今大会のコースは有利に働く、との見方もある。

前回大会で優勝しシンデレラに浮上した田仁智は、大会2連覇と五輪出場の二兎を追う。2008年大会の王者ユ・ソヨンはアマチュア時代の2006年にドーハ・アジア大会の個人戦と団体戦で金メダルを二つ獲得した。

ゴルフ指導者の一人は、「ユ・ソヨンは短期決戦の国家対抗戦で強みを見せてきた。五輪というチャンスを誰よりも掴みたいとしている」と話した。父がカヌー、母がやり投げの元代表選手だった梁煕英は、両親の代で叶えなかった五輪出場の夢を叶えたい気持ちを強く持っている。



김종석기자 キム・ジョンソク記者 kjs0123@donga.com