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在韓米軍司令官内定者「米の核の傘がなければ韓国は核武装を検討するだろう」

在韓米軍司令官内定者「米の核の傘がなければ韓国は核武装を検討するだろう」

Posted April. 21, 2016 07:24,   

Updated April. 21, 2016 07:33

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新しい在韓米軍司令官に内定したヴィンセント・ブルックス氏が19日(現地時間)、「韓国に対する米国の核の傘の提供は大変重要で、万一米国が核の傘を提供しなければ、韓国は自らの安全保障のために自主的に核武装することを検討しなければならないだろう」と述べた。

ブルックス氏は同日、米上院軍事委員会の承認聴聞会で、「現時点で韓国が核保有の方向に進むとは見ず、米国は韓半島の非核化を追求している」とし、このように話した。米大統領選の共和党候補者指名争いでトップを走るドナルド・トランプ氏が最近、韓国と日本の核保有を容認する趣旨の発言をしたことを受け、米国の核の傘の提供は変わりなく維持されるという点を強調したのだ。

また、「韓国は在韓米軍の駐留費用に対して相当な負担をしている」とし、トランプ氏が主張する韓国の「安保無賃乗車論」に反論した。そして、「韓国は昨年、人的費用の約50%の8億800万ドル(約9158億ウォン)を分担し、在韓米軍再配備のために米国防総省が発注した108億ドル(約12兆2300億ウォン)規模の最大建設工事費用の92%を負担している」と強調した。さらに、「現在の駐留費用を考えると、(在韓米軍が)米国に駐留することが韓国に駐留するより多くの費用がかかるのか」というジョン・マケイン軍事委員長の質問に対して「絶対的にそうだ」と答えた。

ブルックス氏は、北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)政権の挑発の可能性については、「金正恩第1書記は、父親(金正日総書記)よりも多くの危険を甘受し、傲慢で衝動的だ。父親とは違う」と述べた。また、「抑制なく進む金正恩政権の方向と状況を深刻に見ている」と付け加えた。

承認手続きを終えれば、初の黒人在韓米軍司令官になるブルックス氏は、1980年、ウェストポイント米陸軍士官学校を卒業し、黒人としては初めて陸軍士官学校の生徒隊長を務めた。81~82年に在韓米軍で勤務し、96~98年には在韓米軍大隊長を務めた。



워싱턴=이승헌 ワシントン=イ・スンホン特派員 특파원ddr@donga.com