金賢洙は11日、本拠地で行われたタンパベイ・レイズ戦に9番・左翼手で出場し、内野安打2本を放った。芯を外れた打球だったが、いかにもコースが良かった。2回裏に投手と三塁手の間を流れ安打とした金賢洙は、7回裏には一、二塁間を抜ける内野安打を打った。シフト作戦を展開した相手チームの遊撃手ブラッド・ミラーが捕球したが、一塁に送球できないほど深い打球だった。2回には、同僚マニー・マチャドの本塁打で生還し、メジャー初得点まで記録した。
3打数2安打1得点を記録した金賢洙は、7回に代走を送られて途中交代したが、ボルチモアは5-3で勝利し開幕5連勝を飾った。
金賢洙は、試合終了後に「緊張の一日だった。ずいぶん久しぶりの打席だったので、投手が投げるボールに当てることに集中した」と言い、「(初安打ボールは)金庫に入れて置く」と話した。「観客からヤジが飛ばなくなるようにしたいと誓ったが、熱い拍手を送ってくれたので気持ちが楽になった」と語った。
セントルイス・カージナルスの呉昇桓(オ・スンファン=写真)は同日、メジャー初勝利を挙げた。敵地で行われたアトランタ・ブレーブス戦に、5-6でリードされた7回裏に救援登板し、1回を投げ2奪三振、無安打無失点に封じ込めた。セントルイスが8回表に勝ち越し、呉昇桓が勝利投手になった。メジャーリーグで韓国人投手がリリーフ登板して勝利を記録したのは2010年10月2日の朴賛浩(パク・チャンホ=当時ピッツバーグ・パイレーツ)以来で2018日ぶりのこと。
강홍구기자 カン・ホング記者 windup@donga.com