Go to contents

47億ウォンを放棄して…李大浩がメジャー挑戦を宣言

47億ウォンを放棄して…李大浩がメジャー挑戦を宣言

Posted November. 04, 2015 07:14,   

한국어

「ビック・ボーイ」李大浩(イ・デホ=33・ソフトバンク)が米国のメジャーリーグ挑戦を正式に宣言した。

李大浩は3日、記者会見に臨み「日に一つ不足のない、幸せな野球選手の道を歩んできたが、いつの間にか30歳代の半ばに来ている。野球人生の炎をさらに強く燃やしたい気持ちが沸き、子どもの頃から憧れていたメジャーリーグに挑戦することを決めた」と話した。用意した原稿を読み上げる李大浩の両手は震えていた。日本列島で最高峰に上り詰めた「韓国の4番」も長い間温めて来た夢を語る瞬間だけは緊張感に覆われていた。

ソフトバンクと2014年に「2+1」の契約(義務期間2年に1年のオプション)を交わしている李大浩は、来年の年俸として少なくとも5億円(約47億ウォン)は保証されていた。だが、李大浩は冒険を選んだ。李大浩は、「これ以上夢をしまってばかりいるわけにはいかない年齢だ。今年でなければ、厳しくなると思ったので挑戦を決心した」と語った。李大浩は、ロッテ・ジャイアンツ時代の2006年にトリプルクラウン(打率・最多安打・本塁打でのリーグ首位)を達成し、打者として頂点を極めた。国内で優勝リングがなかったことの悔しさは、日本に渡ってソフトバンクで晴らした。李大浩が、年齢も決して若くない中で大リーグへの挑戦状を突きつけた所以だ。

米国でも十分能力を示せるという自信もある。必ずしもメジャーリーグが保障されていない契約条件でも米国進出をするのかとの質問には、「自分はメジャーリーグ進出の夢を発表している。マイナーリーグは韓国で言うと2軍だ」と言い、あくまでもメジャーリーグを目指していることを強調した。年俸が減っても挑戦するのかという質問には「より良い姿を見せられる自信があるので、挑戦を決心した」と言って笑みを浮かべた。

自信は漲っていたがうぬぼれはなかった。李大浩は、「日本の投手たちは釣り球を多く投げるけど、大リーグの投手たちは勝負を仕掛ける方が。米国に進出できれば、新人に立ち返って新しく学ぶ気持ちで臨みたい」と話した。守備のポジションも一塁手と三塁手のどちらでも構わないと言う。

MBC解説委員の許亀淵(ホ・グヨン)氏は、「李大浩は打撃に関してはメジャーリーグでも決して力負けしない。ただ一塁手として確実な比較優位があるとは言い切れない」とし、「指名打者があるアメリカンリーグなら活用度が高いだろう」との見方を語った。許氏は、「技量よりは、馴染まない米国の野球にどれだけ早く適応するかがカギとなる。年俸などの条件に過度に拘るよりは、メジャーリーグ進出後の試行錯誤を最小化するなら、日本でよりも遥かに高い年俸がついてくるだろう」と言い、李大浩の挑戦を応援した。



bom@donga.com