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北朝鮮が核実験を示唆

Posted September. 16, 2015 07:16,   

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北朝鮮が、長距離ロケットの発射を示唆したのに続き、核実験の可能性までほのめかした。「8・25南北高官会談合意」から3週間しか経っていない。時期は、来月10日の労働党創建日70周年記念式の前後と予想される。朝鮮中央通信は14日、北朝鮮の長距離ロケット発射を示唆し、15日には原子力研究院長を通じて、「2013年4月以降、ウラン濃縮工場をはじめ寧辺(ヨンビョン)のすべての核施設と5MW黒鉛減速炉が稼動している」と報じた。また、「米国と敵対勢力が(対北朝鮮)敵対政策を続ければ、いつでも核の雷声で応える準備ができている」と付け加えた。4度目の核実験の可能性を示唆したのだ。

政府は、北朝鮮が労働党創建日70周年を記念して衛星を装った長距離ロケットを発射するかどうか、注目している。外交通商部第2次官を務めた金聖翰(キム・ソンハン)高麗(コリョ)大学国際大学院教授は、「対北朝鮮制裁の単なる繰り返しではなく、北朝鮮が自らを圧力と孤立のくびきにつなぐ『ゲーム・チェンジャー』になり得る」と見通した。北朝鮮の体制危機が増幅するゲーム・チェンジャーになるということだ。

朴槿恵(パク・クンヘ)大統領と中国の習近平国家主席は2日、韓中首脳会談で北朝鮮に国連安保理が禁止した核実験と弾道ミサイルの発射を中止するよう呼びかけた。このような共感の中、25日に習主席と米国のオバマ大統領の米中首脳会談と来月16日に韓米首脳会談が行われる。北朝鮮が、国際社会の警告にもかかわらず挑発に出れば、中国も見過ごせない状況になる。

注目点は、北朝鮮が過去のように談話や声明で発表し、具体的な時期を予告しないことだ。また、国家宇宙開発局長と原子力研究院長が朝鮮中央通信記者の質問に答える形式なので、メッセージの格も低い。直ちに挑発するのではなく、時間を稼ぎながら利害当事国の動向を見るための「アドバルーン」ではないかという観測も流れている。



zeitung@donga.com