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浮石寺の無量寿殿など文化財7393件中23%に欠陥

浮石寺の無量寿殿など文化財7393件中23%に欠陥

Posted August. 08, 2014 03:26,   

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「エンタシスの柱」で荘重かつ気品のある「浮石寺の無量寿殿」。高麗時代の寺で、国宝第18号に指定された1級文化財だが、柱が破損し、あちこちで雨漏りがする。このため、軟木と軒が腐食し、拱包にひびまで入っている。すでに6年前に構造安全診断を受けるなど問題点が明らかになっていたが、管理は依然として不十分だ。

文化財庁が、国宝や宝物など文化財7393件を調査した結果、このうち22.8%(1683件)に構造的欠陥があったり、直ちに補修が必要な状態であることが分かった。文化財庁は、欠損の程度と管理状態によって、調査対象の文化財をA(良好)からF(即時措置)ランクに分類した。無量寿殿はこのうち5番目のEランク(補修整備が必要)だった。

文化財庁は、崇礼門(スンレムン)の復元に問題が指摘されたことを受け、昨年12月から今年5月まで、自治体と共に野外にある指定文化財や、寺院、書院、門中など遺物を所蔵する47ヵ所を対象に点検を行った。

欠陥が発見されたD、E、Fランクの文化財1683件は、「定期・常時モニタリング」(Dランク)183件(2.5%)、「補修整備が必要」(Eランク)1413件(19.1%)、「即時措置」(Fランク)87件(1.2%)と調査された。Fランクに国宝はなく、蔚山郡(ウルサングン)の澗月寺址の石造如來坐像など宝物10件が含まれている。これとは別に、圜丘壇(史跡第157号)をはじめとする128の文化財は、消火設備が不十分で、火災が起きた場合に対処できないことが分かった。