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主演より輝いた助演、メッシが8強入りのアシスト

主演より輝いた助演、メッシが8強入りのアシスト

Posted July. 03, 2014 04:06,   

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●メッシはアイドルスター

メッシ(169センチ)は同日、誰よりも多くの拍手喝采と歓呼を受けた。観客の前で華麗なドリブルを披露しながら、スイス選手たちを翻弄した。彼がボールを取ると、客席からは歓呼とともにカメラのフラッシュが一斉にたかれた。スイスはプレスディフェンスでメッシの足を縛りつけようとしたが、容易なことではなかった。

守備にもほとんど関わらず、グラウンドを散策する感じで歩き回ったがチャンスに強かった。ボールを取ると、守備の1、2人は簡単に交わして同僚にチャンスを作ってあげる。ディ・マリアの決勝ゴールも、メッシがアシストした。。メッシは、この試合の最優秀選手に選ばれた。最優秀選手はファンの投票で選ばれる。グループリーグを含め4試合連続の最優秀選手受賞となった。メッシは照れ臭い笑みを浮かべながら「自分がもらっても良いのかな」と語った。

●主演ディ・マリア

ディ・マリアは同日、縦横無尽にグラウンドを走り回った。180センチで「背の高いメッシ」とも呼ばれ、左右を選ばずスイスのサイドに攻め込んだ。クロスも継続してあげ、同僚たちにシュートチャンスを与えた。

代表チームはもちろん、所属する(レアル・マドリード)でも、常にナンバー2に近い地位だった。所属チームではクリスティアーヌ・ロナウド(ポルトガル)、代表チームではメッシの影に隠されていた。昨シーズンのプリメラリーグで4得点に止まったが、アシストは17でリーグ最多だった。だが、この日のアルゼンチンの枠内シュート22本のうち10本がディ・マリアの足から出た。主演にはばたこうとする彼の努力は、結局、決勝ゴールで報われた。

●不安なGKセルヒオ・ロメロ

アルゼンチンのGKセルヒオ・ロメロは同日の試合でアルゼンチンが負けていたら、最も非難を浴びていたはずだ。前半38分、スイスのカウンター攻撃の場面で、相手FWと1対1の状況を迎えた。通常なら、速やかに飛び出してボールを処理するか、相手FWとの距離を縮めるべきだった。だが、飛び出しが中途半端になり、失点しかけたシーンもあった。また取り損ねてボールが足に当たって跳ねる危険な場面も。この日、アルゼンチンの唯一の穴だった。アルゼンチンの報道陣は、「ロメロがいるから、ボールがゴールの近くにあるだけでも不安になる」と話した。

●揺れる敵軍、スイスFWヨシプ・ドルミッチ

スイスのワントップとして先発出場したFWヨシプ・ドルミッチは決定的な場面で、悉くミスを犯し、スイス攻撃に水を差した。GKとの1対1の状況で、GKの胸にそっと抱かせるシュートをし、スイスのサポーターたちを困惑させた。後半5分には、ジェルダン・シャキリがあげた完璧なクロスをゴール前であっけなくゴールの上に飛ばした。ドルミッチは、試合終了後に失望した表情で、「今日のディ・マリアのプレーはファンタスティックだった。彼の熱烈なファンだ」と語り、ひんしゅくを買った。

●存在感消した助演、ゴンサロ・イグアイン

世界的なFWイグアイン。この日、アルゼンチンで最も長い13.2キロを走った。だが、イグアインがこの日、何をしたかを覚えている人は少ない。それだけ存在感は殆どなかった。