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韓国カトリック「30年ぶりの慶事」

Posted February. 10, 2014 03:15,   

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フランシスコ法王が、韓国カトリックの殉教者である「尹持忠 (ユン・ジチュン)パウロや同僚123位」への列福を承認したと、ローマ法王庁が8日(韓国時間)明らかにした。これで、韓国カトリックは、1984年、金大建(キム・デゴン)神父など、103位への列聖式以降、30年ぶりの祝事を迎える。列福とは、殉教者などを教会が敬う人物ともいえる福者に宣言することであり、その後、聖人に推戴される。

従弟の丁若饁(チョン・ヤクヨン)の影響を受け、カトリック信仰を持つようになった尹持忠(1759〜1791)は、教理に基づいて祭祀を行わないことを理由に処刑され、韓国初のカトリック殉教者と記録されている。一緒に列福される123位は、1791〜1888年の殉教者らだ。

今回の列福の発表を受け、法王が訪韓し、直接列聖式を執り行う可能性が高まっている。1984年、103位への列聖式は、当時、訪韓した法王のヨハネ・パウロ2世が執り行った。これと関連し、法王庁・海外宣教メディアのアジアニュースは、「法王が、8月13日、韓国を訪れ、15日、列福式を主宰することになるだろう」と報じた。

AP通信など一部の外国メディアは、この媒体を引用し、「法王が訪韓期間中、南北統一を祈願するミサを執り行うことになるだろう」と伝えた。

カトリックソウル大教区長の廉洙政(ヨム・スジョン)枢機卿は9日、「列福を受けた殉教者らのなかには、身分制度を超え、男女平等や人間的権利伸長のために身をささげた方々が多い」とし、「これらの殉教者らの共同体のように、愛を持って相互にいつくしみ合う幸せな世の中を作っていくべきだ」と明らかにした。