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総合選手権大会出場を控えている金姸兒

Posted January. 04, 2014 05:53,   

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「フィギュア女王の金姸兒(キム・ヨナ、24)は、年明けからいろいろ考えているようだ」

金姸兒は4日と5日の二日間、京畿高陽市(キョンギ・コヤンシ)のオウルリムヌリアイスリンクで行われる全国男女総合フィギュア選手権に出場する。ソチ冬季五輪を控えた最後のリハーサルであると同時に、引退を控え、国内ファンらの前に披露する最後の舞台だ。この大会を控えている金姸兒の姿を探ってみた。

●「ファンの方々のおかげで自信を得ました」

金姸兒は5年前に、高陽で多くの涙を流した。08年12月、高陽でグランプリファイナルが行われた。06年1月以降、久しぶりに国内のファンらの前に立つというプレッシャーのため、当時、金姸兒は、大きな負担を感じた。結局、なかなか目にできないミスを犯し、浅田真央(日本)に次ぎ、2位についた。金姸兒は、ロッカールームで泣きじゃくった。金姸兒は、「韓国で行われた大会であり、もっとうまくやりたかったのに、ミスをして悔しかった。しかし、自分のことについて多くのことをまなび、大舞台でもうまくできるという自信を得ることになった」と話した。金姸兒は3ヵ月後に行われた世界選手権で、人生初の優勝を獲得した。高陽は、彼女に反転の意味のある舞台だった。彼女は5年ぶりに再び、高陽で開かれる大会に出場し、自信を取り戻そうとしている。

●「今、やれることは全てやったと思います」

今回の大会を控え、さまざまなインタビューを通じて、金姸兒が最も多く口にした言葉は、「つらい」だった。金姸兒は、「体力的も、精神的も大変きつい。早くこの時間が過ぎればと思う時がある。今は、やれるだけのことはやったと思う。心残りなどない」と伝えた。金姸兒は、ソチ冬季五輪を最後に、引退すると明らかにしてきた。しかし、一部では、金姸兒が2018年の平昌(ピョンチャン)冬季五輪まで出場すべきだという声も出ている。フィギュアは、開催国に自動出場権がなく、金姸兒がいなければ、韓国は、オリンピックフィギュア女子シングルに、1人も出ないかもしれないからだ。しかし、最近、金姸兒の発言は、ソチ冬季五輪後の引退計画を誓うかのように見受けられる。

●「自分の言葉には責任を負います」

「浅田真央とのライバル関係」、「最高得点の獲得の可能性」、「フィギュアの伝説として残る」…。

オリンピックを控え、金姸兒向けに殺到している言葉だ。しかし、金姸兒はこのような修飾語とは一線を画そうとしている。金姸兒は、「自分自身の目標を達成するのが最も重要だ。気にせず、復帰しながら考えていたどおり、トップよりは、選手生活をうまく終えるのが、最後の目標だ」と話してきた。自分が口にしていない言葉が出回っていることについて、彼女は最近、「自分が口にした言葉だけきちんと責任を負えばいい」と、やや敏感に反応したりしたが、今回の大会で、ファンらに完成度の高い演技を見せたいと話した。金姸兒は、ファンにメダルの色とは関係なく、よいピリオドを打とうと、努力している自分を応援してほしいと話したいのではないだろうか。