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インドネシア小学校の特別な卒業式、プヨングループが広める教育の韓流

インドネシア小学校の特別な卒業式、プヨングループが広める教育の韓流

Posted June. 21, 2012 07:28,   

한국어

「輝かしい卒業証書で送り出される先輩に〜」

20日午前9時、インドネシア・ジャカルタの中小企業庁大講堂で耳慣れた韓国の「卒業式の歌」が鳴り響いた。メンテン第2小学校の在学生が同日卒業する6年生の先輩83人のため、卒業祝い歌として歌ったものだ。同校はバラック・オバマ米大統領が1971年から3年間通った国立国際学校で各国の駐在員やジャカルタの上流層の子どもたちが通っている。

韓国のような卒業式文化がないインドネシアで「韓流卒業式」が行われた理由は、ブヨングループが昨年インドネシア教育文化省にデジタル・ピアノ1万台と教育用黒板3万個を寄贈したことによるものだ。インドネシア政府は、黒板とピアノを全国の小学校に分配し、感謝の気持ちを込めて今回の行事に李重根(イ・ジュングン)会長(72)を招いた。インドネシアの伝統衣装を着込んだ子どもたちは寄贈してもらった電子ピアノの伴奏に従って、「故郷の春」や「アリラン」など、韓国の歌を歌った。

東南アジアで韓国式の卒業式が開かれたのは今回が初めてではない。ブヨングループは08年からベトナム、カンボジア、ラオス、東ティモールなど東南アジア14ヵ国にデジタル・ピアノと教育用黒板を寄贈し、卒業式の文化も一緒に伝えてきた。ブヨングループ側は、「文化面でも交流しているため、地元の人の間で韓国へのイメージが友好的なものに変わっており、韓国文化の伝播にも役立っている」と説明した。

行事に参加した李会長は、「韓国には先輩と後輩間で別れの情を分かち合い、師弟間で励ましと感謝の気持ちを込めて一緒に歌を歌う卒業式の伝統がある」とし、「インドネシアの学校にも卒業式文化が定着し、さらにたくさんの子どもに祝福の中で学業を終える喜びを味わってもらいたい」と話した。



jhk85@donga.com