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朴泰桓、200mでも決選進出ならず

Posted July. 29, 2009 07:06,   

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韓国競泳史上初の五輪金メダルという金字塔を建てた「マリン・ボーイ」朴泰桓(パク・テファン、20—檀国大)が国民を悲しませている。朴泰桓は28日、イタリア・ローマのフォロ・イタリコ水泳複合施設で開催された世界競泳選手権大会の自由形200メートル準決選で1分46秒68で組5位、全体13位に止まり、8人が競う決選に進出できなかった。2日前には昨年、北京五輪で金メダルを取った自由形400メートルで予選敗退し、衝撃を与えた。

●朴泰桓の悩み

朴泰桓は、200メートルの準決選を終えた後、連合ニュースとのインタビューで、代表チームと専担チームの間を行き来しながらイライラした気持ちを打ち明けた。「専担チームに専担コーチがいないのが問題ではないか」という質問に対し、「一番大きい問題だ。元々は今大会で良い成績を出してから、何かを提起するキッカケを作りたかった。自分一人をめぐって色々なことを言われているため、大いに傷つき、心が痛かった」と話した。

さらに、「専担コーチがいない中で、より良い成績を上げるために選んだのが米国でのキャンプだった。米国でのトレーニングはうまくいった。今大会に期待をかけていたけど、時間が足りなかったようだ。より良い姿を持続的に見せていかなければならないのだが、何から何まで頭がこんがらがっている。専担コーチを置くのも厳しい。競泳界に派閥が多いようで、胸が痛い」と加えた。

朴泰桓はまた、「北京五輪の時よりも倍以上のプレッシャーを感じた。国民的な関心と期待が高すぎるのも負担になった。他の国の選手と違って、私は独りで受け止めなければならなかったのできつかった」と吐露した。

●代表チームと専担チーム

しかし、朴泰桓が代表チームと専担チームの間で散々悩まされたという話を聞いた大韓競泳連盟のチョン・イルチョン専務理事は、「呆気に取られる。代表チームはみんな選手村で練習しているが、朴泰桓が専担チームを立ち上げて出て行くたびに承認してあげた。練習がきちんとできていないまま帰ってきても、文句も付けずに受け入れてあげた。なのに、今になってそのようなことを言われると、これ以上どうしろというのか分からない」と返した。

今大会を控え、一部の選手は、選手村の外で練習をするという理由で代表の資格を奪われた。しかし、「ワールドスター」朴泰桓は、専担チームと自由に練習しても太極マークを奪われなかった。一部では「朴泰桓だけを特別扱いするのか」という不満が続出した。

朴泰桓はこのような特別待遇を受けていながらも、専担チームとの米国キャンプトレーニングの際、動画の広告を撮るなど、練習以外の活動をした。今大会を控えても代表チームより2日前にローマ入りし、写真撮影をした。

ある競泳関係者は、「朴泰桓が不振の原因を遠いところに見つけるのではなく、自らを省みる契機にしてほしい」と話した。

朴泰桓は8月1日午後4時、自由形1500メートル予選を残している。



yjongk@donga.com