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「いい友人」金剛山問題で正面衝突 李鍾奭長官とヒル次官補

「いい友人」金剛山問題で正面衝突 李鍾奭長官とヒル次官補

Posted October. 19, 2006 03:04,   

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04年8月、駐韓米国大使として赴任して以来、2年以上「いい友人」として、友情を培ってきたクリストファー・ヒル米国務次官補(東アジア太平洋担当)と李鍾奭(イ・ジョンソク)統一部長官が、金剛山(クムガンサン)観光事業問題で正面衝突する様子を見せている。

今回の衝突は現政府が太陽政策の賜物とみなしている金剛山観光への意見の食い違いから始まった。17日訪韓したヒル次官補が金剛山観光事業を名指して「北朝鮮政府にお金を提供するために考案された」と否定的な意見を述べたからだ。

北朝鮮の核実験以後にも包容政策の守護者を自認してきた李長官は、ヒル次官補の「金剛山観光への認識」には同意できないという反応を見せた。李長官は18日午前、ソウル鍾路区世宗路(チョンノグ・セジョンノ)の政府中央庁舎で行われたヒル次官補との面談で、「金剛山観光は正常的な商取引であり、国連安全保障理事会の対北朝鮮制裁決議文とは関係ない」と反発したという。

李長官は予定時間の45分を越え、1時間も続いた同日の面談で、金剛山観光事業の性格や意味合い、現状について詳しく説明したという。

現政府の初期から国家安全保障会議(NSC)事務次長として、韓米同盟の再調整に深くかかわってきた李長官は、駐韓米国大使として反米感情の解消に向けて積極的に努力してきたヒル次官補と、密な関係を保ってきた。ヒル大使の官邸では度々ワインを一緒に飲みながら、友情を交わしてきたことが知られている。



taewon_ha@donga.com