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日朝政府間協議、拉致問題で「相当な進展」 北京の外交筋

日朝政府間協議、拉致問題で「相当な進展」 北京の外交筋

Posted May. 05, 2004 23:11,   

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中国北京の外交筋が伝えたところによると、北朝鮮と日本は5日、中国北京で終わった2日間にわたる日本人拉致被害者問題をめぐる政府間協議で、相当な進展を得て、解決に向けた扉を開いたという。この外交筋は、双方は今回の協議でも完全な合意には至らなかったものの、話したいことをすべて打ち明けており、相当な進展があったと伝えた。

外務省の薮中三十二外務省アジア大洋洲局長は協議終了後、記者団に「全体的に相当突っ込んだ意見交換だった。今回は原則論だけではなく、問題解決のための意見交換をした」と述べた。2ヵ月半ぶりに再開された日本人拉致被害者の帰国問題をめぐる協議で具体的な進展があったのを受けて、日朝双方は12日、北京で開かれる6者協議の作業部会と、6月に開催される第3回6者協議の期間中に、別の拉致問題協議を行い、合意を導き出す可能性が高まった。

また、日本の各マスコミによると、日本側は今回、日本人拉致被害者の帰国問題が妥結されれば、小泉純一郎首相が再び北朝鮮を訪問して金正日(キム・ジョンイル)総書記との首脳会談を行い、中断した国交正常化協議を再開する意向を表明したとされる。

今回の交渉で、日本側は1978年に拉致されたが2年前に帰国した日本人拉致被害者5人の家族8人を即時帰国させるよう求めたが、北朝鮮側は5人は一時帰国したが、戻ってこなかったとし、先に彼らを北朝鮮に帰らせるべきだとの立場で対抗したものとされる。今回の協議には、北朝鮮側では鄭泰和(チョン・テファ)日朝交渉担当大使と宋日昊(ソンイルホ)外務省アジア局副局長ら4人、日本側は藪中局長と田中均外務審議官ら3人が出席した。



黃有成  yshwang@donga.com hanscho@donga.com