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「第2のイラク戦」飛び火の危機へ

Posted April. 07, 2004 22:28,   

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6日、イラクのイスラム教シーア派・スンニ派両強硬派が、反米の連合戦線を形成し、抵抗勢力の攻撃がイラク全域に広がっているなど、イラク事態は米軍など連合軍とイラク抵抗勢力の間の「第2の戦争」の様相に飛び火している。

とりわけ、外信らが伝えたところによると、バグダッド陥落第1周年の9日とシーア派の重要行事「アルバイーン」(第3代イマーム・フセインの殉教から40日目の行事)を迎えて、10日に開催される予定の宗教行事が、反米・抗戦の場に活用される可能性があるという。

米国は、イラク派兵の規模を事実上増強しており、英国軍も兵力700人を今週に増派するなど、武力対応の方針を明確にしている。ブッシュ米大統領は、イラク事態を協議するため、7日(現地時間)、国家安保会議を招集する予定だ。

イラクのイスラム教シーア派反米指導者ムクタダ・サドル師の代理人の役割を遂行しているラエド・アル・カザミ氏はこの日「一部スンニ派住民らが、アルサドルの民兵隊に加担する意思を表明した」と話した。敵対関係のシーア派とスンニ派が連合し抵抗に出れば、米国の対イラク戦略はさらに大きな苦境に陥ることになる。

アルサドルは「イラク人らは、すべての手段を動員し、自らの権利を守らなければならない」とし、ゼネストを促した。米国は数週間内にイラクを離れて本土に帰還する予定だった2万4000人の米軍の駐留を延長し、これらの交代兵力がイラク入りしたことで、イラク駐留中の米軍は11万人から13万4000人に増えた。

ラムズフェルド米国防長官は「イラク内の米軍司令官らが追加兵力を要請すれば許可する考え」と話した。米CNNが7日報じたところによると、パルジャ付近の都市、ラマディでは、6日夜、米海兵隊と抵抗勢力の間に激しい戦闘が行われ、少なくとも米軍12人が亡くなり、およそ20人がけがをした。

韓国人2人が抑留された後解放されたナシリヤとイラク南部アマラ地域でも、連合軍と抵抗勢力の戦闘があり、イラク人およそ20人が死亡、数十人がけがをした。アルサドルを追従する勢力と連合軍の交戦が本格化した4日以降、これまで、米軍など連合軍およそ30人とイラク人136人が命を失った。

とくに、交戦がイラクのあちこちに拡大された6日の1日だけでも、イラク人66人、米軍13人、ウクライナ兵士1人など約100人が死亡した。



李浩甲  gdt@donga.com