Go to contents

今年のコメ生産量23年ぶりの最低

Posted November. 14, 2003 22:57,   

한국어

今年の米生産量は台風の被害と日照量不足などの影響で1980年以来23年ぶりの最低水準であることが調査の結果わかった。

農林部傘下の国立農産物品質管理院は14日、全国9000の標本地を対象に今年のコメ生産量を調査したところ、昨年(3422万俵)より9.7%(331万俵)減少の3091万俵に止まったと明らかにした。

冷害被害に見舞われた80年の大凶作(2465万俵)以来、最低水準の生産量だ。

1反歩(302.5坪、10a)あたりの生産量も44kgで、当初の予想値(445kg)を下回っている。とくに、平年(ここ5年間の平均値)の生産量491kgに比べ、10.2%の減少と集計された。

国立農産物品質管理院は、今年のコメ生産量が減ったのは、栽培面積が昨年より3.5%(3万7000haは約3000坪)減った上、頻繁な雨と台風で日照量が不足したためと分析した。

李秀華(イ・スファ)国立農産物品質管理院長は「収穫量の減少とともにイネが十分に実っていない傾向もあるなど、全般的に品質が低下したものとみている」と述べた。

農林部は今年の稲作は不作だったが、現在、コメの在庫量が842万俵にのぼるうえ、ウルグアイラウンド(UR)交渉を受け、韓国が義務的に輸入しなければならない最少市場接近量(MMA)が143万俵であるため、需給には問題がないと説明した。供給量が4076万俵であるのに対して、国内消費量は3374万俵と予想されるからだ。

ただ、国連食料農業機関(FAO)が勧告する適正在庫量(573万〜607万俵)を考慮すると、余剰分は124万〜159万俵(18万〜23万t)に止まり、来年も北朝鮮向け米の支援規模を今年の278万俵(40万t)水準で維持することは難しそうだ。



宋眞洽 jinhup@donga.com