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02年の国民所得、1万ドル突破 97年以来

02年の国民所得、1万ドル突破 97年以来

Posted March. 22, 2003 00:41,   

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昨年の1人当たり国民所得は1万13ドルで、通貨危機から5年ぶりに1万ドルを上回った。

韓国銀行が21日に発表した「2002年国民勘定(暫定)」によると、昨年の実質国内総生産(GDP)は前年比6.3%と、比較的高い成長となった。

韓銀は、その原因として、民間消費と輸出が好調を見せており、設備投資が増加したためと説明している。

四半期別では、第1四半期=6.2%、第2四半期=6.6%から、第3四半期は5.8%と下落したが、第4四半期に輸出が大幅に増加し設備投資も増えたことから、予想(6.5%)を上回る6.8%の成長となった。1人当たり国民総所得(GNI)は、ウォン基準で1253万ウォンと前年比7.8%(91万1000ウォン)増加した一方、ドル基準では1万13ドルと前年比(9000ドル)11.3%(1013ドル)増となった。

ドル基準GNIが1万ドルを上回ったのは、通貨危機前の97年(1万315ドル)以降5年ぶりのことだ。

1万ドル突破の背景には、高い成長率とともに、ドルに対するウォン相場が3.1%下落(ウォン安)したことも一助している。

一方、韓銀は、今年に入って海外の経済環境が悪化し、北朝鮮の核問題が浮上したことから、生産や消費、投資が大幅にい縮していると説明した。このため韓銀は、今年第1四半期の成長率は当初の見通しの5.6%より低い4%台にとどまるとの見通しを示した。



林奎振 mhjh22@donga.com