今の高校1年生が受験する05年度ソウル大学入試では、「論述」が復活され、大部分の募集単位(学科)が大学修学能力試験(修能、日本のセンター試験に当たる)の5領域のうち、4つ以上を反映することになる。
また、教科別に最低履修単位を定め、ソウル大を志願する生徒は高校の総教科目192単位の68%に当たる130単位以上を修めなければならない。
このため受験生は、論述と修能に備えて、ほとんどの科目を勉強しなければならなくなり、学習負担はこれまでより減らない見通しだ。
ソウル大学は、こうした内容を主な柱とする「2005学年度大学入試選考及び修能反映案」を2日、発表した。選考案によると、ソウル大学は02学年度から廃止された論述試験を05学年度の通常募集と定時募集で再び導入することにした。
劉永済(ユ・ヨンジェ)入学管理本部長は、「面接と口述試験だけでは受験生の論理的な思考力と表現力を評価するのが難しいと判断し、これを補う方法として論述試験を導入することにした」と述べた。劉本部長はまた、「現在ソウル大学を除いた多くの大学で論述試験を実施しており、米国も05学年度から大学入試試験のSAT1に論述を追加することにした」と加えた。論述反映率はまだ決まっていないが、面接と口述試験の反映率が低くなる可能性もあると、大学側は説明している。
また、人文学部と社会学部、法学部など8の募集単位は、修能領域のうち、言語、外国語、数理(Ⅰ、Ⅱ型)、第2外国語領域に加え、社会探求、科学探求、職業探求のうち1つを反映して「4+1」の形を取る。自然学部と工学部など、13の募集単位は言語、外国語、数理「Ⅰ」型に社会探求、科学探求のうち1つの領域を反映する。
これとともに、国民共通基本教科56単位、深化選択1科目以上を含めた選択科目74単位など、合わせて130単位を必須として履修しなければならない。しかし、芸術・体育系と実業系高校は94単位のみ修めればよい。
劉本部長は、「特定科目への偏重や基礎学歴の低下のような副作用を最低限に抑えながら、公教育を正常化することに重点を置いた」とし、「修能、生活記録部、論述、面接の反映率など、詳細については来年末まで確定したい」と述べた。
閔東龍 mindy@donga.com