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「オンライン郵便切手制」への食い違った評価

「オンライン郵便切手制」への食い違った評価

Posted April. 11, 2002 09:07,   

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「成功なのか、失敗なのか」

「オンライン郵便切手制」の成敗をめぐる評価が食い違っている。

「オンライン郵便切手制」とは、韓国最大手のインターネット・プロバイダー会社「ダウム(Daum)」が今月から実施している制度で、1000通以上の商業用の電子メールを送る業者から送信料金を受け取る電子メールの有料化方策だ。

ダウムは、この制度の実施を成功だと中間評価をした反面、電子メールの有料化に反対する一部のインターネット会社は「実情に合わない制度だ」と反発している。

ダウムが示す成功の根拠は、「オンライン郵便切手制」を実施してからスパムメールの送信は大幅に減ったが、ダウムから離脱した会員はほとんどいないという点だ。

ダウムのウォン・ユンシク広報チーム・チーフは「全体の受信メール数が、1日平均6300万通から3200万通と半分近くに減り、メールの送信速度が2倍以上速くなった。また、3月まで1日平均13万件に達していたスパムメールの届け出件数も4月になってからは4万件以下に激減しているが、会員数や1日平均4億回のクリック数には、まったく変化がない」と話している。

しかし、「オンライン郵便切手制」に反対する業者は「ダウムのハンメール(hanmail.net)アカウントをほかのプロバイダー会社のメールに変えるインターネットユーザーが増えている」と主張している。

オンライン・ショッピング会社のインターパーク(INTERPARK)はこれと関連して、先月18日から31日までダウムメールのユーザーの内13.4%がメールアカウントを変えたという集計を発表した。また、実際品物を購入する購買者のハンメールアカウント保有比率も42.8%から10.3%に低くなったとした。

500万人の会員を持つネットゲーム会社ネクソン(nexon)は、ハンメールアカウントの保有者が80%から40%に大幅減少したと発表した。オンライン書店イエス24(YES24)もここ1週間、10万人がダウムに代わってほかのサービスでメールアカウントを変えたことを明らかにした。

韓国のインターネットユーザーの場合、一般的に2、3のメールアカウントを保有しているため、ハンメールのアカウント転換を会員の離脱とみるには無理があると専門家らは分析している。一方、このような変化が続けると、電子メール市場の地図を塗り返すこともできるという見通しも出ている。

3月だけで100万人の新しい電子メール会員を確保したヤフーコリア(Yahoo!KOREA)のキム・ビョンソク代理は「オンライン郵便切手制の実施によってインターネットユーザーが主に使うメールアカウントを変えるようになれば、ダウムの影響力も弱まる可能性が高い」と話している。



金昌源 changkim@donga.com