Go to contents

ロッキード・マーティン、トランプ大統領の圧迫でF-35価格を引き下げ

ロッキード・マーティン、トランプ大統領の圧迫でF-35価格を引き下げ

Posted February. 01, 2017 06:57,   

Updated February. 01, 2017 07:12

한국어
ドナルド・トランプ米大統領の粘り強い値下げの圧力を受け、ロッキード・マーティンが最終的に次世代主力戦闘機「F-35」(写真)の価格を引き下げることにした。 2018年の6機導入を皮切りに、2021年までに40機のF-35Aを購入する予定だった韓国軍も、購入コストの引き下げを期待する空気だ。

トランプ大統領は先月30日(現地時間)、ホワイトハウスの執務室で記者らに対し、F-35プログラムのコストを6億ドル(約6972億ウォン)下げることに、ロッキード・マーティンと合意したと明らかにした。氏は、「6億ドルもの費用を節約したのは凄い業績だと思う」と、ロッキード・マーティンに感謝の意を示した。

米紙ワシントンポスト(WP)は、今後導入する90機に対して、引き下げられた価格が優先的に適用されることが分かったとしながらも、具体的な合意内容については公開されなかったと伝えた。大統領が直接乗り出して企業を圧迫したものとしては、引き下げ幅が大きくないという分析も出ている。これに先立ってトランプは、「数十億ドルを節約できる」と豪語した。

韓国防衛事業庁は2014年、米政府が品質を保証する政府対政府の契約である対外軍事販売(FMS)方式で、40機のF-35Aの購入契約を、ロッキード・マーティンと交わした。この時、総購入費用(約7兆3000億ウォン)の10%ほどを支給しており、その後、生産段階に合わせて四半期ごとに一定金額を支払っている。軍関係者は、「大量生産やロッキード・マーティンのコスト削減の努力が加わることになれば、私たちが支払わなければならない残金が減る効果があるだろう」と語った。



黃仁贊 hic@donga.com · 孫孝珠 hjson@donga.com