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打席に立った具臺晟、4つのボールで三振

打席に立った具臺晟、4つのボールで三振

Posted May. 17, 2005 23:11,   

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「投手の任務はよく投げること。バットもうまければ良いのだが…」

17日、シンシナティーとのホーム試合で1イニングで三振3つを奪い、無失点で好投したニューヨーク・メッツの具臺晟(ク・デソン、36)投手の打撃フォームが話題に上った。

メッツが9−2とリードしていた8回表2死1塁。先発クリス・ベンソン投手からマウンドを受け継いだ具臺晟は、1人の打者を三振で取ってイニングを終えた後、8回裏、攻撃の時1死後打席に立った。

ナ・リーグでは指名打者制度がなく、投手も打者に出なければならないためだ。ところで、大リーグのレギュラー・シーズンで初めて打席に立った具臺晟は、バットを振る考えがないと言わんばかりにホーム・プレートとは遠過ぎるところに立った。

ホームファンの面白いという反応に、フォックス放送のスポーツキャスター、テッド・ロビンソン氏は、「8歳以後、初めて打席に立ったはずだ」と言って、アジアの指名打者制度について説明した。

また、ESPN放送もニュースの時間に具臺晟のこの場面を流し、画面には彼とホーム・プレートまでの距離を表示した矢印も登場した。アナウンサーは、「ホーム・プレートから20フィート(約6m)は離れているようだ」と冗談交じりに言ったりもした。

二日連続無失点の投球で平均自責を5.00から3.97に下げてマウンドでは完璧だった具臺晟は、結局4つのボールで三振となった。LAドジャーズ時代、本塁打まで放った朴賛浩(パク・チャンホ)を覚えているファンにはやや惜しい場面だ。

一方、同日シカゴ・ホワイトソックスを相手にシーズン4勝目に再挑戦した朴賛浩(33、テキサス・レンジャーズ)は満塁本塁打に泣き、ブルペンが勝利を逃してまた泣いた。

朴賛浩は、1回にA・J・ピアジンスキー選手に満塁本塁打を奪われたため6回まで5失点しマウンドを降りたが、テキサス打線が6点を上げたおかげで勝利投手の要件を満たした。しかし、テキサスの三番目の投手ニック・レジリオ投手が8回、ソロ本塁打を奪われ同点に追いつかれてしまった。悔しくもテキサスは9回1点本塁打で7—6で逆転勝ちした。

崔熙燮(チェ・ヒソプ、26、LAドジャーズ)は、フロリダとの試合で2番・ファーストで出場し、3打数1安打を記録した。打率は3割1分3厘。



kimsk@donga.com