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金碩洙首相代理の国会聴聞会、贈与税回避や兵役を追求

金碩洙首相代理の国会聴聞会、贈与税回避や兵役を追求

Posted October. 01, 2002 22:45,   

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国会は1日、金碩洙(キム・ソクス、70)首相代理についての人事聴聞特別委員会(李協委員長)を開き、金首相代理の所得税や贈与税の申告漏れ疑惑など、道徳性や国政遂行能力に対する検証を行なった。

聴聞会で、野党ハンナラ党の鄭義和(チョン・ウィファ)、李承哲(イ・スンチョル)議員は、「金首相代理は、弁護士を開業した97年から昨年まで約300件の弁護を行い、1件当たり約1000万ウォン、合わせて約30億ウォンの収入を得ていたものと推定されるが、国税庁に申告された収入総額は約19億ウォンに過ぎない」と所得税の申告漏れ疑惑を取り上げた。

議員らはまた、金首相代理が最高裁判所公職者倫理委員長時代、三星(サムソン)電子社外取締役を務め、会社実権株500株を市中価格よりも安く購入して、1億1350万ウォンの相場差益を得たことは商法違反であり、道徳的にも欠陥があると指摘した。

また野党自民連の宋光浩(ソン・グァンホ)議員は「最高裁判所の裁判官退任後、配偶者の財産が3億4000万ウォンと4倍に増え、長男は1億ウォン、次男夫婦は3億2000万ウォン増加し、自分で稼いだカネではないという疑惑がある」と述べ、贈与税申告漏れの疑いを提起した。

与党民主党の金徳培(キム・ドクベ)議員は「慶尚南道河東郡(キョンサンナムド、ハドングン)所在の土地9595坪を父親から相続したと言ったが、登記簿謄本には52年から80年にかけて5回にわたって購入したとなっている。さらに65年から95年まで5回に分けて登記したのは、贈与税や相続税を免れるためではないか」と追求した。

民主党の鞖奇雲(べ・キウン)議員は「85年に徴兵検査で、現役兵入営の1級判定を受けた長男が、88年に特別身検で5級判定を受けて兵役免除になった。長男は、兵籍記録表上178cmに65kgと壮健な体格である。免除された理由は何か」と質問した。

これらに対して金首相代理は「弁護士受任料は1件当たり約600万ウォン程であり、成功報酬金まですべて申告した。(子どもに)贈与したと言うなら贈与税を払う」と答弁した。

金首相代理は、三星電子実権株についても「相場差益を出す目的ではなかったし、今後社外取締役になる場合、絶対に実権株を受け取らない」と説明した。



尹永燦 夫亨權 yyc11@donga.com bookum90@donga.com