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10代が「ヘッドロック気絶」をSNSで生中継して金儲け

10代が「ヘッドロック気絶」をSNSで生中継して金儲け

Posted May. 13, 2024 08:46,   

Updated May. 13, 2024 08:46

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11日未明、インスタグラムのライブに2人の男性がもみ合う姿が生中継された。一人の男性が相手の顔を拳で殴り倒し、後ろから首を絞めて失神させる過程が動画にそのまま盛り込まれた。約1300人がリアルタイムで視聴したこの映像には、「これを見るために1時間を待った」 「うふっ」などのコメントが書き込まれた。

この動画を投稿したのは、18歳のA君。彼は普段、自分のソーシャルネットワークサービス(SNS)のアカウントに口座番号を掲載したまま、いわゆる「ヒョンピ」(オンライン上の争いの当事者が会って戦うこと)等、喧嘩動画を主に掲載してきた。11日に掲載した動画が社会的問題になると、A君は既存の動画100余りを非公開にした。

9日、釜山(プサン)でユーチューバーのホン某氏(56)が他のユーチューバーを凶器で殺害する現場がユーチューブで生中継された中、暴行と暴飲など「不良コンテンツ」をそのまま流布し、収益を出せるインターネット放送の有料後援の生態系が度を越したという指摘が出ている。12日、ユーチューブとインスタグラムなどで「ヒョンピ」で検索すると、A君が掲載したものと似たような喧嘩動画が数千件現れた。制服を着た生徒2人が教室でもみ合いをする動画は、2021年9月に「K高校生のヒョンピ」というタイトルで掲載され、14万回以上クリックされた。

高麗(コリョ)サイバー大学警察学科のイ・ユンホ碩座教授は、「刺激的なコンテンツがお金になる生態系をプラットフォーム運営企業が事実上放置しており、国内の機関もきちんと審議・監督していない」と話した。


ソン・ジュンヨン記者 イ・スヨン記者 hand@donga.com