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金正恩氏が36日ぶりに公開活動、北朝鮮「ミサイル総局」新設

金正恩氏が36日ぶりに公開活動、北朝鮮「ミサイル総局」新設

Posted February. 08, 2023 08:38,   

Updated February. 08, 2023 08:38

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北朝鮮が、ミサイル開発の指揮・総括などを担当する「ミサイル総局」を新設したことが確認された。北朝鮮は6日、金正恩(キム・ジョンウン)総書記が出席する党中央軍事委員会拡大会議を開催し、戦争準備態勢の完備などを決定した。正恩氏が公式の席上に登場したのは、1月1日の錦繍山(クムスサン)太陽宮殿を参拝して以来36日ぶり。

北朝鮮の官営メディアである朝鮮中央通信は7日、「2023年度の主要な軍事政治課題と軍建設方向に対する展望的な問題が(拡大会議で)深く議論された」と伝えた。

特に、北朝鮮メディアが公開した今回の拡大会議の写真で、正恩氏の後ろに「朝鮮民主主義人民共和国ミサイル総局」という文字だけでなく、マークまで刻まれた旗が確認された。マークは新型大陸間弾道ミサイル(ICBM)「火星(ファソン)17」と推定されるミサイルが飛んでいる様子を形象化したもの。

北朝鮮が人民軍創建75年となる8日(建軍節)の大規模軍事パレードで、戦術核の搭載が可能な超大型放射砲などを公開するという観測が流れている。エイブラムス前在韓米軍司令官は、「北朝鮮は今回の軍事パレードで核搭載が可能な新型巡航ミサイルと600ミリ超大型放射砲を披露する可能性がある」と伝えたと、自由アジア放送(RFA)が報じた。また、金日成(キム・イルソン)広場では「75」「2・8」という数字がそれぞれ緑と赤で大きく形象化されていると、米政府系放送局ボイス・オブ・アメリカ(VOA)が衛星画像ベンチャーの米プラネット・ラボの5日付の写真を引用して報じた。


申晋宇 niceshin@donga.com