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米空軍司令官に続き下院外交委員長も「中国、2025年に台湾侵攻の可能性」

米空軍司令官に続き下院外交委員長も「中国、2025年に台湾侵攻の可能性」

Posted January. 31, 2023 07:52,   

Updated January. 31, 2023 07:52

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米国の4つ星将軍のマイケル・ミニハン米空軍航空機動司令部司令官が2025年に中国が台湾に侵攻する可能性を警告した中、対中強硬派のマイケル・マッコール米下院外交委員長も、「中国の台湾侵攻に備えなければならない」と加勢した。

共和党のマッコール氏(写真)は、29日(現地時間)にFOXニュースに出演し、25年に中国の台湾侵攻の可能性について質問を受け、「残念ながら正しい話だと思う。中国は戦争に陥っている」と答えた。マッコール氏は、今年から米国の戦争権限及び海外米軍配置などを監督する下院外交委員会を率いている。

マッコール氏は、「中国は台湾統一を望んでいる。このための最初の方法は、1年後に行われる台湾総統選挙に影響を及ぼすことだ」とし、「その試みが成功すれば(台湾は)銃を撃たずに(中国に吸収された)香港のようになるだろう」と見通した。また、「成功しなければ、(中国の)軍事的侵略を目の当たりにすることになるだろう」とし、「これは起こり得ることであり、米国はこれに備えなければならない」と強調した。

アフガニスタン駐留米軍の撤収過程でバイデン米政権が起こした混乱が、ロシアのウクライナ侵攻にも影響を与えたため、同じミスを繰り返してはならないとも述べた。マッコール氏は、「バイデン大統領が欠陥を見せれば、中国、台湾、インド太平洋で衝突が起こる可能性が高い」と懸念を示した。

米紙ウォール・ストリート・ジャーナルも同日の社説で、「ミニハン司令官の発言は直説的だが、彼の懸念は広く共有されなければならない」とし、25年を中国の習近平国家主席が台湾統一のために動くのに適した時と見る人が多いとコメントした。また、ミニハン氏の政治・軍事的上級者らが中国の侵略に対抗して戦い、撃退する意志を示すことを理解できないような態度を取ることは懸念されると指摘した。

ただし、米下院軍事委員会の民主党幹事であるアダム・スミス議員は、FOXニュースに、「中国との戦争は避けられないものではなく、起こる可能性は高くもない。軍のトップ言に非常に慎重でなければならない」とミニハン氏を批判した。


ワシントン=ムン・ビョンギ特派員 weappon@donga.com