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円安と原油高の日本、経常収支黒字が8年ぶり低水準

円安と原油高の日本、経常収支黒字が8年ぶり低水準

Posted August. 09, 2022 08:26,   

Updated August. 09, 2022 08:26

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今年上半期(1~6月)の日本の経常収支の黒字は3兆5057億円(259億ドル=約34兆ウォン)で、8年ぶりの低水準だったと、日本経済新聞などが8日付で報じた。貿易や金融取引、投資、旅行、サービスなど、海外から上げた収入から支出を差し引いた経常収支の黒字が減ったことは、日本が稼いだ外貨がそれだけ少なくなったことを意味する。

日本財務省が同日発表した国際収支統計によると、上半期の日本の経常収支の黒字は昨年同期より63.1%減少した。6月の1ヵ月間で、1324億円の赤字だった。

日本の経常収支縮小の最大の要因は、原材料価格の上昇だ。ロシアのウクライナ侵攻に対する西側の制裁で、原油をはじめ資源価格が上昇し、エネルギー輸入価格が大幅に増加した。これによって発生した今年上半期の日本の貿易収支の赤字は5兆6688億円だった。鉄鋼や半導体などを中心とした輸出は18.2%伸びたが、原油や液化天然ガス(LNG)価格の上昇で40.8%も増えた輸入規模に及ばなかった。

円安も経常収支の悪化に一役買った。日経によると、1ドル=107.81円だった昨年上半期の平均為替相場は、今年上半期は1ドル=123.13円と14.2%円安ドル高が進んだ。それだけ円安が進み、1ドルに対してさらに円を支出しなければならなかったという意味だ。原油価格の上昇に円安まで加わり、今年上半期の原油導入価格は昨年同期より83%も上昇した。

韓国銀行によると、上半期の韓国の経常収支の黒字は247億8000万ドルで、前年同期比の半分の水準に止まった。


東京=イ・サンフン特派員 sanghun@donga.com