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UAEの石油施設を襲撃、国際原油価格は7年ぶりの高水準

UAEの石油施設を襲撃、国際原油価格は7年ぶりの高水準

Posted January. 20, 2022 08:27,   

Updated January. 20, 2022 08:27

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国際原油価格が7年3カ月ぶりに最高値を更新した。イエメンの反政府勢力が主要産油国であるアラブ首長国連邦(UAE)の石油施設を攻撃するなど、供給に支障が生じる懸念が高まったためと分析される。

18日(現地時間)、米ニューヨーク商業取引所での2月物のウエスト・テキサス・インターミディエート(WTI)は、前日比1.9%(1.61ドル)高の1バレル=85.43ドルで取引を終えた。これは2014年10月以降、最も高い水準だ。昨年末に比べて、13.6%(10.22ドル)も高騰した。

冬季の暖房需要や景気回復の勢いなどで需要は相当あるのに、供給不足への懸念が高まり、原油価格を押し上げているものと見られる。ロシアとウクライナの軍事的緊張の高まりは、ロシア産原油供給の不安をあおっている。さらに、イエメン反政府勢力によるUAE石油施設への攻撃も、供給に支障をきたす懸念を増大させている。

グローバル投資銀行のゴールドマンサックスは、今年の夏までに経済協力開発機構(OECD)加盟国の石油在庫は、2000年以降、最も低い水準に落ちるものと予測した。ロイター通信によると、石油輸出国機構(OPEC)の関係者は、「原油価格の上昇傾向は今後数カ月間続く可能性があり、1バレル当たり100ドルを超える可能性もある」と述べた。

産業通商資源部は同日、主要石油会社などと「石油市場を巡る点検会議」を開き、最近の国際原油価格の上昇に伴う韓国内の需給状況について点検した。

原油価格が高止まりし、インフレへの懸念が高まっている。昨年12月の液化天然ガス(LNG)の現物輸入価格は1トン当たり892.03ドルで、1年前(358.45ドル)に比べて148.9%も高騰した。さらに韓国政府は、今年4月と10月の2度にわたって、電気料金の値上げに乗り出す予定だ。


朴熙昌 ramblas@donga.com