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ロシア、新型コロナのワクチン接種を10月に開始

ロシア、新型コロナのワクチン接種を10月に開始

Posted August. 03, 2020 08:33,   

Updated August. 03, 2020 08:33

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ロシアが開発中の新型コロナウイルスのワクチンを近く承認し、10月から大規模な接種を始めると明らかにした。西欧の医療専門家らは、「安全性が保証されていない」と懸念を示している。

BBCなどによると、ロシアのミハイル・ムラシュコ保健相は1日、「開発が最終段階に入った。近く大規模な接種が可能だろう」と明らかにした。ある消息筋は、教師や医師がまず接種対象であり、彼らのうち800人が今月中にワクチンを接種すると伝えた。

ロシアの国立ガマレヤ疫学・微生物学研究所が開発しているワクチンは、現在、臨床第2相段階を終えた。接種者の抗体形成が確認されれば、最終関門の臨床第3相は実施しない模様だ。これに対して米国立アレルギー感染症研究所のファウチ所長が先月28日、「安全性を立証する前にワクチンを配布すれば大きな問題になる恐れがある。米国はロシアや中国で開発したワクチンを使用しないだろう」と明らかにした。米国や英国などで開発中のワクチンは現在第3相段階にある。

 

一部では、各国のワクチン開発戦争が、米国と旧ソ連が初の衛星打ち上げをめぐって繰り広げた競争と似ているとみている。

先月、米国、英国、カナダのセキュリティー当局は、「ロシアのハッカーがワクチンを開発している機関から機密情報を盗もうとした」という疑いを提起し、ロシアは否定した。


金潤鍾 zozo@donga.com