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人生

Posted September. 15, 2023 08:20,   

Updated September. 15, 2023 08:20

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気に入った本、読めば気分が良くなる本であれば、読めば読むほど残念な気持ちになるものだ。残った部分がそれだけ減るからだ。世の中に本が溢れていても、貴重な時間を割くほど価値のあるものは多くないということでもある。気の合う友人、意気投合する友人ならいつも一緒にいたいものだが、私の期待通りにそばにいてくれるわけではない。いろいろな事情で周りに人が溢れていても、利害関係を気にしない知己に出会うのは容易ではないという教訓でもある。詩人は、本と友人を挙げたが、実は世の中の大半は満足いかないということを私たちは経験として知っている。「人生百年、気楽な時がどれだけあるだろうか」という嘆きは、「百年も生きられない人生、いつも千年の心配を抱えて生きている」という漢末の詩句を援用したものとみられるが、その源流は「莊子」だ。ここで盗跖は孔子に「人は長寿なら百年、普通の寿命は八十年、少ない寿命なら六十年生きるが、病気や災難を経験する時間を除けば、そのうち笑える日は月に4、5日程度にすぎない」と説いたことがある。

陳師道は、「蘇門六君子(蘇東派門下の六人の君子)」の一員として称賛されるほど、詩と詩論で北宋後期の詩壇に大きな影響を与えた詩人。「山に登って詩句が浮かぶと、急いで家に帰って布団をかぶって気に病むほど」悩みながら詩と詩句を磨いたという逸話も伝えられている。