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「私の一日が変わってこそ地球を守れる」

「私の一日が変わってこそ地球を守れる」

Posted June. 06, 2023 08:50,   

Updated June. 06, 2023 08:50

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家を出る時は、タンブラーと携帯用折りたたみ式のショッピングバックを用意する。シャンプーと洗剤を買う時は空き容器を持っていき、中身だけを買って入れてくる詰め替えステーションを利用する。休日は、散歩道を歩いたり走ったりしながらゴミを拾う「プロギング」を、夏場の海辺では海辺をブラッシングするようにゴミを拾い集める「ビーチコーミング」を楽しむ。環境保護に熱心なMZ世代を意味する「エムジェコ(MZ+エコ)」世代の日常だ。自分の信念を重視する価値消費で注目されるMZ世代が、エコ消費を主導していることが分かった。特に20~30代の女性たちの参加率が高かった。

東亜(トンア)日報と韓国環境公団が5日、世界環境の日を迎え、この1年間、環境部と公団が運営するグリーン生活分野の炭素中立ポイント制の参加者49万人余りを分析した結果、33.1%が20~30代の女性であることが分かった。炭素中立ポイント制とは、エコ活動を実践すれば、現金のように使えるポイントを支給する制度だ。20~30代の女性の参加率が高い活動は、1回当たり2000ウォンのポイントを支給する詰め替えステーション利用、出前注文時にマルチユース容器の選択(1000ウォン)、タンブラー使用(300ウォン)、電子領収書発給(100ウォン)などだった。ゴミの排出を減らすために些細なポイントを積む楽しさを楽しみながら、小さな不便を甘受することだ。

若い世代ほど環境問題への関心が高いのは、世界的傾向だ。グローバルコンサルティング企業デロイトが、世界中のMZ世代へのアンケート調査と深層インタビューを基に先月発表した「グローバルMZ世代の調査」によれば、回答者10人中6人が環境に対して不安を感じ、10人中7人は乗用車に乗らないことと菜食をするような環境保護のための努力を傾け、10人中6人は持続可能な製品に追加金額を支払う意向があると答えた。青年たちが環境問題に敏感な理由は、気候危機を遠い未来ではなく、今の私の問題と考えているためだ。幼い頃から猛暑と大雨のような気象異変を日常的に体験したことも、影響を与えたものと見られる。

消費はお金で行う投票行為だ。エコ製品に財布を開けるMZ世代を意識し、衣類業界はリサイクル繊維で作った新製品を発表し、食品業界は代替肉食品を、先を争って発売している。流通業界は詰め替えステーションの運営を拡大しており、自動車業界は車の内装材として動物皮革の代わりに人工皮革や植物性素材の使用を増やしている。「私の一日が変わってこそ地球を守る」とし、生活の中で環境保護を実践する若者たちが、気候危機の深刻性を悟らせて行動させる善良な影響力を広げている。