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この10年間で中国の半導体論文数が米国を抜いてトップに

この10年間で中国の半導体論文数が米国を抜いてトップに

Posted February. 02, 2023 07:41,   

Updated February. 02, 2023 07:41

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中国はこの5~10年間、半導体関連研究において米国を追いついたか、リードしているという研究結果が出た。

韓国科学技術情報研究院(KISTI)は1日、このような内容を盛り込んだ「学術論文のデータから見たグローバル半導体技術の覇権競争」と題した報告書を発刊した。KISTIは、2000年から2021年まで出版された192万6890件の半導体関連論文を対象に、主要国の研究水準について分析した。

米国と中国の半導体競争構図の分析によると、全体論文数基準で、米国は2000年から2010年まで最も多い論文を発表した。しかし、中国が2011年から米国を追い越して、トップに躍り出た。中国は、被引用上位10%以内の論文数の比較においても、この5年間(2016-2021年)トップになり、量的・質的成長を続けている。2010年から2021年まで、中国は全体の30.2%にのぼる53万3811件の半導体関連論文を出版した。米国は35万1070件で2位となり、韓国は13万3880件と全体で5位にとどまっている。

同報告書は、中国がナノ粒子や有機半導体、光触媒などの研究で米国を追い抜き、ナノ電子機械システムやペロブスカイト太陽電池などの有機半導体素材および応用分野で、米国を猛烈に追撃していると分析した。

韓国は、全般的に研究規模と水準は成長しているが、質的成長はやや足りないことが分かった。特に、特定研究分野がどれほど活動度と影響力が高いかを示す「強みの研究領域」の研究テーマの数は、先導国より少なかった。韓国は、2016年から2021年まで強みの研究領域の研究テーマが10件にとどまり、米国(51件)や英国(43件)、ドイツ(41件)などに遅れを取っている。


チョン・ナムヒョク記者 forward@donga.com